間取りだけじゃなく外観デザインもおしゃれな家に! 平屋の家編

住宅購入前にアパート住まいの2階への階段が億劫で平屋の家に憧れる方もいる様です。でも平屋の間取りは住宅展示場でも殆ど無く、間取りに気を取られてると外観デザインが中々おしゃれな家になってくれない・・。

「新築するなら平屋の家!」とこだわりを持って決めたものの、家づくりの過程で悩まれてる方もいらっしゃるのでは?

平屋の家の間取りの難しさは各部屋の配置をどの様に優先順位を付けるかです。

居室は基本的に南面へ配置したいところですが、例えば4LDKともなるとリビング含めると5室もあり、これを全室南面に配置した間取りというのは敷地状況等、余程好条件が重ならない限り、いかに新築注文住宅といえどもなかなか大変です。

また、どの位置にどの部屋を配置するか上手に整理しないと中廊下だけが無駄に長くなってしまう等、平屋の家特有の間取りの難しさがあるものです。

でも平屋の難しさは間取り作成だけではありません。

せっかく注文住宅で新築するならば、おしゃれでかっこいい家を目指してみたいものですが、外観デザインにも平屋の家特有の難しさが有ります。何分にも同一フロアに全部のお部屋が並びますので、2階建の建物と比較して窓の数も横方向に並ぶ数が多くなり、相互の配置や形状のバランスを取るのもなかなか大変です。また、2層を使いながらシルエットを整えていく2階建の手法と比較し、外形のまとめ方も独特です。

そんな平屋の家ですが、2つのポイントでツボを押さえていくと新築する我が家のデザインがおしゃれな家にまとまるんです。

 

⬜︎   のバランス   

前述した通り、ひとつのフロアに並ぶ窓数が多い事に加え、そもそも住宅は窓形状が居室の大きな開口部から水周りの小さな開口部と一様では有りません。

また、建物は全部で東西南北4面有りますが、建築する土地のロケーションが4面中どの面が見えるかにも注意を払う必要が有ります。特に道路への露出面部分は最重要ですね。

1面のみかっこいい外観デザインに仕上がっても、他の外部露出面が何の工夫もなされていないのではおしゃれ感も不十分です。かといって見えない面の外観デザインにまで気を配る必要はないでしょう。

これをどの様にまとめていくかは、間取りの起案段階でイメージしておきませんと間取り図作成過程のどこかで行き詰まってしまいます。

見せる面毎に窓デザインのテーマを決め、それに見合った部屋かチェックしながら配置していくとおしゃれな外観デザインの間取りが出来上がります。

例えば3面をかっこいい外観に見せたい場合は下の図1の様な案を参考にしてみて下さい。

平屋のおしゃれな家 外観デザイン

(図1)

南面は採光を重視する居室を中心とするのが間取り上好ましいでしょう。そうしますと掃き出し窓の様な大きな開口部を揃える事でまとまりが期待出来ます。

また、図の東面の様に間取り的に小型の窓が望ましい場合は、可能な限り窓形状を揃え、且つ面全体に対しシンメトリー等のバランスを強調するとかっこいい外観に仕上がります。

間取りの作成過程で何らかの統一性・法則性が打ち出せない場合には、図の北面の様に別の手段で外観デザインを整える方法を考えます。そのひとつの手法が「軒深な屋根」です。


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⬜︎   軒深な屋根    

建物の外観デザインを工夫する上で、壁面以外で考えられるのは屋根です。

屋根のデザインというと最近の新築住宅は寄棟や切妻、片流れ、フラットルーフ等の屋根の掛け方が多く、屋根形状そのものに注意が集まりますが、軒の深さにも着目したいところです。

特に寄棟屋根の場合は建物の四方に軒が張りだしますので、軒を深く設ける事で建物の外観に奥深い印象を与え、反対に屋根形状の好みのみに捉われ、軒の出を中途半端に設定してしまうとおしゃれな家とはほど遠くなってしまいます。

勿論、軒深くとは言ってもその長さには限度があり一般住宅では出幅は1M程度迄でしょう。しかし間取りの工夫を加えながら、屋根を柱で持ち送りする事で更に深い軒先を見せられると、建物の外観デザインはグッとおしゃれな家になります。下の図2をご覧ください。

平屋のおしゃれな家 外観デザインパース

(図2)

図1の北側からの外観は窓の形状や配列の規則性をテーマに見せ場を作ることは難しくなってしまいました。間取りを作成する過程でこれはよくある事です。1面や2面まではおしゃれにまとまっても、3面目辺りになるといかに間取りを工夫しようともなかなかデザインが苦しくなってきたりするものです。

そこで窓配置とは別のテーマ、軒深でデザインを表現するのです。

玄関部分は外部からの訪問者が、まず最初に目にする建物の姿です。ここをなんとかしておしゃれに見せたいところです。

2階建であれば1階の外壁ラインに対し2階の外壁ラインを後退させる等して建物の奥行きで重厚さを表現する方法がありますが、平屋の家ではそれが使えません。

そこで玄関ドアラインの壁面より張出した位置の柱壁で、遠近感と共に軒の奥深さで重厚な印象を強調しアクセント壁の効果も期待しようという意図ですが、単なる外観立面図では感覚が掴みにくいので立体的なパースで作図したのが図2です。

土地探しからの住宅購入を検討している方々にとり、新築の平屋の家を求めようとなると建売住宅では無く注文住宅が候補となるでしょう。

せっかく新築注文住宅で家づくりをなさるのであれば、間取りは勿論、外観デザインやインテリアも素敵なマイホームを実現したいものです。

平屋間取りの記事です→ハウスメーカーでは聞けない素敵な平屋の間取りのツボ

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この記事の監修<br>パートナーズライフプランニング<br>代表 栗山 琢磨

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パートナーズライフプランニング
代表 栗山 琢磨

仙台で生まれ育ち、大手ハウスメーカー・外資系生命保険会社勤務を通じて得た住宅・不動産・ライフプランの豊富な実務経験と専門資格のスキルをベースに2011年起業。

住宅コンサルタント・家計設計コンサルタントとして相談対応域は住宅ローン・土地探し・間取りづくり・ハウスメーカー選びといった住宅購入相談から学資や老後の資金準備・生命保険相談と皆様のライフプラン全域をカバー。

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この記事の監修<br>パートナーズライフプランニング<br>代表 栗山 琢磨

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代表 栗山 琢磨

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