間取り図作成のセカンドオピニオン

仙台の住宅コンサルタント、パートナーズライフプランニングです。

新築注文住宅の検討にあたり、間取り図作成を相談先のハウスメーカーに依頼したものの、完成度に何か不安を感じたらどうしますか?

間取りの完成度はマイホーム計画全体の成果を左右します。

明らかに意にそぐわない案であったならば「不採用」と判断に迷いは生じないのでしょうが、プランナーや営業マンから間取り図の提示と説明を受けたものの

「特に問題が有る訳では無いが、なんかしっくりこない」

とハッキリNOとも言えないしYESと言う程前向きでも無い、という場合はどうしましょうか?

意に沿わないという事は「ここが違う」「これは要らない」と言ったように、具体的な指摘ポイントが明白なはずですから、その改善を要求出来ます。

そこで修正案の間取り図で改善が図られていれば再スタートとなりますし、一向に改善が見られない場合は他のハウスメーカーに依頼し直した方が近道といったような判断がつきます。

問題は

「なんかしっくりこない」

といった様に明らかに「ボツ」でも無く、かといって「積極的に支持」という訳でも無い状態の場合です。

この場合は先程の「ボツ」案と違い、具体的な修正ポイントが明示し難いはずです。

作成された間取り図への「自分自身の理解不足」なのか「完成度に不足が有る案」なのかは解らないが、とにかくこの間取り案でその先の家づくりを進めるのには不安を感じるという状態です。

結構この様な状態で疲れ切っている方は多いのではないでしょうか?

こんな時に打開の一手として間取り図作成の「セカンドオピニオン」を思い立つかもしれません。

 

⬜︎ セカンドオピニオンとは       

セカンドオピニオンという言葉を耳にしたことのある方は多いのでは無いでしょうか。

直訳すれば「第二の意見」という事になりましょうか。

現に相談を持ちかけた先だけでは無く、同じテーマに対する他の人の意見を聞いてみるという事です。

特に医療の分野で医師の診断、治療が適切かどうかを患者が他の医師の意見を求める、といった場面で用いられる話は耳にしたことが有るのではないでしょうか。

確かに一人では無く、複数人の意見を聞く機会があれば、より的確な判断が出来そうな気がします。

これを家づくりにも取り入れたらどうだろうかという考えです。

一人のプランナーが作成した間取り図も、他のプランナーが見れば皆さん自身が気付かなかった指摘や新しい案が見つかるかもしれません。

そんな期待が間取り図作成のセカンドオピニオンには掛けられそうです。

しかしながら、手堅さにおいて万全にも思えるセカンドオピニオンですが、実は大きな課題がある事は余り語られません。

この点は是非押さえておくべきでしょう。

 

⬜︎  セカンドオピニオンは万能?     

そもそもセカンドオピニオンを思い立った動機は、間取り図作成の場面であればその案を作成したプランナーの能力への不安が根本にあるはずです。

そこに全幅の信頼を寄せているのであれば、他人の意見を聞く必要など無いからです。

という事はセカンドオピニオンで意見を求める相手は、最初の相談相手と少なくとも同等以上のスキルを備えた人物でなければ有効な意見は得られないとも言えます。

わざわざ低い見地の話を耳に入れたところで、より情報が混乱し判断に支障を及ぼす事にもなりかねません。

今まで作り上げた間取り案を根底から覆す意見を得たが、それは根拠、思案水準の劣る見地から発せられたものだとしたら・・・。

不安な気持ちにさいなまれやしませんか。

かえって訳がわからなくなってしまってはセカンドオピニオンは「余計な一手」となってしまう事でしょう。

それでは今現在相談しているプランナーと同等以上のプランナーをどの様にして見極めるか?

いかがですか?

難しいテーマだと思いませんか。

 

⬜︎ セカンドオピニオンをどのように?     

家づくりが暗礁に乗り上げ楽しくない思いをしたり、疲れてしまったという方は残念ながらとても多いのですが、実は今触れた様な経緯が原因となっているケースは私の住宅購入コンサルティングにご相談を寄せていただく方々にもよくみられます。

必ずしも「セカンドオピニオン」という意識では無かったにせよ、何となくしっくりこない不安さから入手した間取り図を題材に他のハウスメーカーに相談し、あれやこれやと指摘を受け混乱をより深めてしまったという経過です。

そもそもセカンドオピニオンですから現状の「診断」への第二の意見ですので今現在得ている間取り図を相手に検分してもらうところからスタートです。

その案に対する評価が聞きたい訳ですが、その論評を盲目的に受け止めてはいけません。

先にあげたような混乱を避けるためには2つの観点でその論評に耳を傾けてみましょう。

1点目はプラスにしてもマイナスにしてもその評価に根拠を据えているかです。

「こう思います」「という気がします」という「感覚的評価」では無く、数理的な根拠に基づいた「論理的評価」に基づかなければ単なる「お世辞」や「中傷」的お話になってしまいます。

2点目は代案を用意しているかどうかです。

「あそこがオカシイ!」「ここが変だ!」と指摘する事はそう難しくはありませんが、それを凌駕出来る代案を持ち合わせていなければ、無責任な評論家の域を超えられません。

敷地の形状、近隣環境、予算、希望の折り合いの中で最良の策を模索していくことが家づくりの極意です。

つまり「変」な部分は他の最良の要素を引き出す為の「折り合い」でありその影響が軽微であった場合、それを無理にいじれば本来意図した効果の部分まで相殺してしまうかもしれません。

「代案の無い指摘」は代案が完成した時点で初めて指摘に値するという事になります。

第二の意見がこれらの要件を満たしているか否かでセカンドオピニオンとしての価値を判断したいところです。


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⬜︎  誰に相談する?         

それでは具体的に間取りのセカンドオピニオンを誰に相談したら良いのでしょう?

一般的には家づくりの相談を委ねる先に、ハウスメーカーをイメージする方が多いはずです。

セカンドオピニオンもその延長線で考えて良いものでしょうか。

新築住宅 間取り図答えは適任とは決して言えません。

何故なら彼らに営業的ライバルである他のハウスメーカメーカー作の間取りを見せた時点でどの様に反応するか?

「素晴らしい間取りですね」

という評価を口にすると思いますか。

寧ろ「待ってました!!」

あそこが、ここがと欠点を指摘し「私たちも別案を提案させて下さい」「きっといい案を作ります」と空手形を切る話はありがちな話。

結果として情報が氾濫し前述の混迷をより深める結果になってしまう事になりかねません。

*真摯な姿勢で応じる能力豊かな営業マンも皆無とは申しませんが少数派、果たして出会えるか・・。

では、誰に相談すれば?

そんな時にこそ売り手では無い住宅コンサルタントが適任なはずです。

皆さんの家づくりの相談に応じる役割の住宅コンサルタントには相談俎上の間取り図を無理にこねくり回す必要性がありません。

「良い」ならどこがその様に評価できるのか、「改善点」が有るのであれば何故その様に指摘するのか、また改善策は何なのかを提示するのが役割ですから。

但し、注意点も有ります。

住宅コンサルタントと申しましても実態は多種多様です。

相談事を専門的に対処する事無く提携のハウスメーカーへ斡旋するだけの相談窓口も存在しますし、実態は単なる保険屋さんという場合も同様です。

家づくりに関する専門的な知識を持たない相談窓口にセカンドオピニオンを任せたところで、プランニングの充分なスキルを備えていなければ期待には応えられませんので適任な窓口を選びたいものです。

その点でもパートナーズライフプランニング にご相談してみませんか。

「インテリアコーディネーター」「宅地建物取引士」「1級ファイナンシャルプランニング技能士」と専門資格を持つ私、栗山が皆さんのセカンドオピニオンのご相談を間取り企画だけでは無く資金面も含め、家づくりをトータルでサポートし素晴らしい我が家の実現をお手伝いいたします。

コンサルの記事です→新築時の失敗や後悔を避けるには? 住宅コンサルタントの活用法

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この記事の監修<br>パートナーズライフプランニング<br>代表 栗山 琢磨

この記事の監修
パートナーズライフプランニング
代表 栗山 琢磨

仙台で生まれ育ち、大手ハウスメーカー・外資系生命保険会社勤務を通じて得た住宅・不動産・ライフプランの豊富な実務経験と専門資格のスキルをベースに2011年起業。

住宅コンサルタント・家計設計コンサルタントとして相談対応域は住宅ローン・土地探し・間取りづくり・ハウスメーカー選びといった住宅購入相談から学資や老後の資金準備・生命保険相談と皆様のライフプラン全域をカバー。

各テーマの仕組み・課題を解り易く解説。

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・1級ファイナンシャルプランニング技能士
・トータルライフコンサルタント(生命保険協会認定FP)
・宅地建物取引士
・インテリアコーディネーター

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この記事の監修<br>パートナーズライフプランニング<br>代表 栗山 琢磨

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代表 栗山 琢磨

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