⚪︎ ハウスメーカー選びはナゼ疲れる?
⚪︎ 情報がまだまだ不足している気がする‥
⚪︎ 誰の言う事を信用したらいいの?
⚪︎ 今月中に契約と言われても‥
ハウスメーカー選びにもう疲れた‥‥
何社もみたけど、見れば見る程、話を聞けば聞く程、打ち合わせを重ねる程、選ぶどころか迷いばかりが深くなり疲れた気分が増してくる‥‥
念願のマイホーム計画に動き出し、自分にぴったりなハウスメーカー選びを楽しみにしていたはずなのに、当初のワクワク感は何処へやら。
休日ごとのハウスメーカーとの打ち合わせが終わるとグッタリし
「もう疲れた‥」
「しばらく家づくりを辞めようかな」
この記事をご覧になっているあなたは、正にそんな疲れの真っ只中にいるのかもしれませんね。
せっかくのマイホームが疲労感に苛まれながらの家づくりでは残念すぎます。
一刻も早く元気で楽しい家づくり、あなたにピッタリなハウスメーカー選びに軌道修正したいですね。
「でも、どうすれば?」
そんなハウスメーカー選びに疲れ切った皆さんに、住宅購入コンサルタントの私が
解決策
のお手伝いを致したいと思います。
ハウスメーカー選びの何に疲れた?
楽しい家づくりに軌道修正とて、理想の間取りが出来上がればそれでOKという訳にはいきません。
最終的にはその建築を任せるハウスメーカーの1社を選ぶ必要がありますし、それはベストな1社を願う訳です。
真剣に向き合うからこそ迷いが深まり、疲れにまで至ったのですから。
でも、家づくりを始めていきなり疲れた気分に苛まれた訳ではないでしょう。
どこか楽しさや期待感から疲労感への転換点があったはずです。
そのポイントを探る事が疲労感脱却のヒントになるのではないでしょうか。
マイホーム計画が始まった場面からの流れを振り返ってみましょう。
ワクワク感から始まる家づくり
マイホーム計画を思い立ったきっかけは皆さんそれぞれ。
でも、やがて迎えるであろう新しい我が家での暮らしにワクワクする想いは共通していたのではないでしょうか。
1.漠然としたイメージからスタート
では、皆さんの家づくりは何からスタートしましたか?
いきなりハウスメーカー選びを詰めて考えるというよりは、
「どんなお家がいいかな?」
「この間取り素敵でいいな」
今時の住まいのスタイルや自分の好みに近い家を探してみたり。
ワクワクしながらも漠然としたイメージづくりから始まったのではないでしょうか。
それにはネットからの情報収集がまずは手軽で便利。
かっこいいデザインや、おしゃれな間取りの家々の姿は夢を掻き立てます。
お仕事の昼休み、夕食後の余暇時間の素敵な住まい探は疲れどころか夢と期待が膨らむ楽しい時間。
でも・・・
更に掘り下げて計画を具体化させていこうとすると、
ネット情報の閲覧だけではどうも肝心なところが分かりません。
2.ハウスメーカーと接触
やがて機が熟すにしたがって、
各ハウスメーカーへの資料請求、住宅展示場見学
といった具体的な行動へとステップが進んでいくことでしょう。
自ずとこのあたりから漠然とした家選びが、少しづつ具体性を帯びてきます。
でもまだ疲れどころか期待や好奇心からポジティブに各社自慢の住まいを品定め。
ハウスメーカー選びの色合いも強くなってくる頃です。
片っぱしからというよりは自分自身の感性に合うハウスメーカーを選ぶ検討作業へと移り、
各ハウスメーカーの営業マンと接触し打ち合わせの機会も増えてきます。
しかしながら、新築注文住宅はオーダーメイドですので、まだ皆さん自身のマイホームの姿は影も形もありません。
そろそろ何かしら自分自身の具体案が欲しくなってくる頃では?
3.ハウスメーカーとの打ち合わせが増えてくる
具体案といっても何をどうすれば良いかもわからない…
何か参考になる実例が欲しいところです。
かと言って住宅展示場は豪華すぎて非現実的。
そこで機転を利かせた各ハウスメーカーの営業マン達も、もっと身近な参考例として自社の建築実例への見学を熱心にお誘いしてきます。
皆さん自身、実例を通じて色々なアイデアや特色ある各ハウスメーカーの住まいに興味を持って臨んでいたはず。
恐らくこの段階でもまだハウスメーカー選びに疲れたという程の感覚までは至ってないでしょう。
問題はここから先‥‥
家づくりの具体化と共に疲れが
雰囲気が変わり始めるのは、実例見学会はじめ各ハウスメーカー主催のイベントへの参加を何度か重ねるあたりからです。
4.ハウスメーカーのお誘いがわずらわしい
まずはそれまで接触を持ったハウスメーカー各社から、こうしたイベントや打ち合わせへのお誘いがひっきりなし。
家づくり初期段階でとりあえず覗いただけの会社も混ざって「今週末は?」「次のお休みはいつ?」と煩わしい事この上ない‥‥
でもまだコレだけなら家づくりが嫌になる程の疲れまでにはいかないはず。
5.もっと詳しい話が聞きたいのに
ハウスメーカー営業マンの誘いに応じたイベント参加を契機に、
具体的な計画案をたてるよう促してきます。
なによりも彼らは営業マン!家を売るのが彼らの仕事ですから当然です。
皆さんにとっても、自力だけでの家づくりは心細いはず。
家づくりの本職で有る彼らがマイホーム実現の道をサポート。
「疲れる」どころか「安心」に繋がる話に本来なりそうなものです。
ところが‥‥
⚫︎ 次に土地情報ですが…と物件資料が用意され
⚫︎ 間取りの要望を聴かせて下さい
⚫︎ 間取り案をつくりました
各ハウスメーカーとの打ち合わせは、判で押したように同様なテーマを、同じタイミングで、同じ様な仕立ての資料ばかり…
✓ そもそもお金の不安は解決してないし‥‥
✓ 本当に聞きたいのはサッと流されたその部分
どのハウスメーカーも、どの営業マンからも、どこか肝心なところに物足りなさを感じてしまいます。
でも・・・・
どこかモヤモヤしたものを抱えながらも家づくりの打ち合わせ作業だけは
”ドンドン進行”していきます。
6.どのハウスメーカーの話が本当?
そうした中、営業マン達が最も力が入るテーマがコレ↓
自社商品のアピール合戦です。
いずれ最終的にはハウスメーカー選びもどこか1社に絞らねばなりません。
当然その見極めには各ハウスメーカーの情報が欠かせません。
それなら商品アピール自体不要なものでは無いはずです。
ところが‥‥
⚫︎ 当社独自の◯◯システム以外の家は全然…
⚫︎ 他のハウスメーカーでは無理ですよ〜
⚫︎ 業界でこんな数値の会社は他にありません
打ち合わせ毎のセールストークのオンパレードは更にヒートアップ。
でも、話を聞き漏らし、肝心なハウスメーカー選びの判断に支障を及ぼしてもいけません。
とは言うものの各営業マンの話を振り返ると、
✓ あっちの会社もウチが業界で一番って言ってたけど
✓ どのハウスメーカーの話も良く聞こえるけど本当?
✓ 自社を自画自賛するけど違いがよくわからない
なにしろ「ウチが!」「ウチは!」の大合唱。
各社間で真逆の話も当たり前。
オマケに「ハウスメーカー選びもそろそろ数社に絞らなきゃ」と、お断りを入れたハウスメーカー営業マンからまで更に熱の入ったトークの嵐!
こうなると皆さんの頭の中はグチャグチャ‥‥
打ち合わせ毎に積み重なる整理のつかない状況に、
「何が何だか分からない。疲れた‥‥」
疲労感は拭えません。
こうした状況に陥り疲労が蓄積してきた方々が揃って口にするフレーズが聞こえ始めます。
そしてハウスメーカー選びに疲れたハートは更にピークへと向かっていくのです。
7.今月契約なら特別価格!!
疲れたといってもまだ家づくりは完結してません。
ハウスメーカー選びの最終段階に達すると、
検討対象各社の見積もりが提示されます。
でも、これがまた一苦労。
⚫︎ 今月限定のキャンペーン価格です
⚫︎ 来月以降はこの金額では出来ません
コレまた判で押したようにどのハウスメーカーも
見積もり提示を受けた「月」がお得な月間に該当し、
その値引きなり、特別価格なり、キャンペーンは
”今月のみの価格”
だから
今月契約を !!!
という勧めです。
でも皆さん自身は準備不十分‥‥
✓ 決めろと言われても他社の見積もりも見たいし
✓ 来月になるといくら高くなるんだろう?
何だか不安な部分がまだ残っているモヤモヤ感、
ハウスメーカー選びの情報洪水のグチャグチャ感に加えて
トドメが急げ急げの大合唱‥‥
オマケにもうずっと毎週末の休日はハウスメーカーとの打ち合わせづくし。
これではドップリと疲れた気分が解消されないのも無理はありませんね。
疲れの原因はこの3つ
もしハウスメーカー選びに疲れたあなたのそこに至る経緯がそんな流れであったとしても
大丈夫!
ここからスッキリと前向きに楽しい家づくりに、最適なハウスメーカー選びに向けた
軌道修正は図れます。
要するに疲れの源になっている部分にメスを入れなければなりません。
それには直接的に疲れを感じるに至った個々の出来事ひとつひとつの表面的部分よりも、
「負担」とまでなった根本要因の分析が不可欠です。
そうした観点で、私は3つの原因にスポットを当てたいと思います。
① 飽和状態になった情報
② 情報の不足
③ 提案がイマイチ
① 飽和状態になった情報
まず第一点が収集した情報が飽和状態となり、
判断にもちいる情報選別に支障をきたし、
その混乱が疲れを招く結果となった可能性です。
各ハウスメーカー、ネット情報、人伝の話題から、耳に目にした情報全てが横一線で頭の中にファイルされた状態とも言えましょう。
誰もが失敗などしたくありません。
自ずと失敗回避に向けた情報収集への取り組みは皆が精力的です。
やがてその行動に比例して情報量もドンドン蓄積されていきます。
それらは決して有益なものばかりではありません。
寧ろ情報量増加と共に比例するのは、
有益情報よりも価値の低い情報の割合が圧倒するはず。
ランダムに集めた情報とはそういうものです。
・同じ事象なのに全く真逆の論評
・理由をともなわない結論のみの情報
・事実かどうか疑わしい情報
それもそのはず各ハウスメーカーとの打ち合わせが始まると、各社の営業マンは、皆さんのハウスメーカー選びに狙いを合わせて接してきします。
そこで彼らにとって重要なのが情報提供!
彼らから提供される情報は、外形的には専門性を帯びた情報の体裁です。
でもその一皮むいてみると・・・
家づくりへの有益性よりも、
営業色の濃いテーマを中心に
自社優位に誇張された主観的情報を
優先的に提供されるものです。
それらを皆さんが判断材料として採用すれば?
そこにあるものは主観性、客観性、無選別な情報の山。
もはやこの段階では、
どの情報が有益でどの情報がマユツバかも判別不能な状態。
この混乱の解決を図る為、更に一生懸命情報を求めれば求めるほどに、気持ちとは反対に混迷は深まるばかり。
「もう誰の話を信用して良いかわからない」
皮肉な事に情報量増加と共に疲れも増加してしまうのも頷ける展開です。
これでは冷静なハウスメーカー選びの出来る環境とはいえません。
情報量重視の偏り が情報クオリティ低下を招く
この構図が疲れを招く要因とは考えられないでしょうか。
② 情報が不足?
次は反対に、集めたものの情報不足から適切な判断が出来ず、その焦りが疲れを誘発する可能性です。
間違いのないハウスメーカー選びは、彼らの事を知らずして選ぶのはムリな話。
判断材料が不充分であれば必然的に手探り状態。
感覚任せはストレスとなり、やがて疲れを感じても不思議はありません。。
でも・・・・?
情報不足が精神に負担ならば、積極的な情報収集で解決出来そうです。
なにも疲れてしまうほどには至らないのでは?
勿論、それも一理あるのですが、この場合は情報不足に至った経緯が問題なのです。
なぜなら前述した通り多くの方は情報収集活動に向けるエネルギーはむしろ意欲的。
情報不足とは反対のポジションです。
それではなぜ????
積極的な情報収集活動が情報不足を招いている?
多くの方には意外な可能性です。
それは先に述べた「飽和した情報」を引き継ぐ現象として現れます。
大量の情報が流入してくるものの、その選別、整理が追いつかず、それらに価値の優劣が付かないまま横一線になっている可能性は前述の通りです。
「使える情報」と「無価値な情報」が混在しているという事は、どの情報を判断に用いるべきか自体が混濁した状態と言えるでしょう。
言い換えれば明らかな「使える情報」が充分に手元に置かれていない訳であり、結果として情報の充足感は感じられないはずです。
つまり情報の不足を感じるのです。
集めても集めても満たされないその感覚が、やがて動きの疲労に焦りが加わり疲れを誘発するという構造が成り立つのではないでしょうか。
③ 提案がイマイチ
家づくりが進捗してくると、検討先のハウスメーカーから計画案のプレゼンテーションを受けるタイミングが訪れます。
間取り、インテリアデザイン、総資金計画と、皆さんの家づくりをカタチにした各社自慢の提案が示される楽しみな打ち合わせとなるはずです。
ところが‥‥
✓ 何度間取り図を描き直してもらってもイマイチ
✓ 予算オーバーだから手直ししたのに寧ろ高くなった
どのハウスメーカーの提案も一長一短、シックリきません。
初回の提案は「最初だからこんなもんか」と気楽な気持ちでいましたが、2回3回と手直ししても、
「確かに前回要望した部分は直ったけど、間取りの気に入っていた部分が消えちゃった」
どうにも上手くいきません。
最初は細かに要望を聴く姿勢だった担当設計士も、段々と言い訳が増えてくる。
営業マンからも
「予算的に…」
「細かい部分は契約後でも…」
予算的に無理なのであれば初めから伝えて欲しい気分。
そもそも全く納得いく提案も示されないまま契約を促されても困ってしまいます。
どこか1社だけの話であれば検討対象から除外すれば済みますが、各社似たり寄ったりではそうもいきません。
ハウスメーカー選びがイマイチな提案で停滞してしまう。
打ち合わせを重ねども解決の糸口が見えない。
この状況が続けば疲れた気分に苛まれたとしてもおかしくないですね。
疲れを解決するには?
さて、ハウスメーカー選びに疲れたとお嘆きの皆さん。
疲れに至った原因も見えてきたところで、そろそろ欲しいのは解決策。
オススメの解決策を4つご紹介します。
① 情報を整理してみよう
疲れた気持ちのままでは事態の解決は捗りません。
まずは混乱の直接原因である情報の整理から手当したいですね。
情報整理を一度リセット
疲れに至った原因に「情報」の扱いが大きく関わっている可能性は前述の通りです。
要点はこんな感じ
1.意欲的に情報収集に取り組む
2.情報整理にまで手が回らない
3.入手情報は増えるけど飽和状態
4.どれが有益情報か判別できない
5.判断に使えるレベルの情報は不足
6.結果として課題解決が出来ず悩む
こうした流れが混乱、疲れを招く可能性を示唆してきました。
もし、これが原因であるならば、情報の混濁を放置したまま更なる上乗せをしたとしても、混乱は増すばかり。
それならこれまでに山積した情報群を一度リセットしては如何でしょうか?
しかしリセットといっても全ての情報を破棄し記憶から消し去るというのは極端ですし、簡単な動作ではありません。
情報整理の手順にも一工夫必要です。
情報ファイルの作成
例えるならば情報ファイリングの整理の様なイメージを行います。
恐らく混乱をきたしている情報の大半は皆さんの頭の中に保管されているのではないでしょうか?
しかも各ハウスメーカー丸ごと
未整理の状態で‥‥
これらを全てアウトプットしながらフルイにかけます。
例えば下図の様な情報整理ファイルをエクセル等で作ります。
この図の作成手順は以下の通りです。
⚪︎ハウスメーカー選びで着目したいポイントを並べる
⚪︎それらの重要度を◎◯△でランク分けする
⚪︎各ハウスメーカー毎に該当する情報を記入する
⚪︎客観的情報以外は除外(主観的情報は不要)
これで頭の中でゴチャゴチャしていた情報の可視化と、脳内では難しい低質情報の分離が図れるはずです。
また、客観的情報が不足しているテーマやハウスメーカーも一目瞭然であり、その不足部分がこれから着手すべき情報収集の対象という事になります。
これならば今後、各ハウスメーカー任せにしてしまっているであろう打ち合わせテーマも、皆さん自身から
「これと、それを教えて下さい」
と主導権が握れ、彼らの提供したい話題に偏り振り回される事も避けれますし、何よりも効率がアップします。
これは皆さんの負担軽減にも繋がり、打ち合わせの疲れをも解消してくれるのではないでしょうか。
② 営業マン選びを慎重に!
ハウスメーカー選びの課題において情報の扱いの重要さは充分確認して頂けたと思います。
その対策の中でキーポイントになるのが実は営業マン選びです。
1.ハウスメーカー選びは営業マン選び
何故なら、特にハウスメーカー選びに関わる情報は、その最有力な入手先は検討先各ハウスメーカーの営業マン達であるはずです。
勿論、ネット情報も有力な情報源と言えるかもしれませんが、ここからの入手情報は常に一方通行です。
故にネット情報のみでは、内包する主観性、客観性の見極めが難しく、寧ろ今回指摘してきた混乱の遠因にすらなりかねません。
それに対して提供元が営業マンであれば、提供された情報の細部、ソース等についての再確認も対面の環境を活かせば難なく試みる事が可能です。
ましてや各ハウスメーカーの機微な情報に何より近い距離に居るのが彼らなのですから。
但し条件が付きます。
客観性を整えた情報を揃え、精度高く負荷の低い判断環境整備には、その期待に応えてくれるであろう質の高い営業マンと接しなくてはなりません。
「不正確」
「不誠実」
「知識不足」
これでは目的が叶う可能性も期待薄‥‥
それどころかかえって疲れの素‥‥
例えば遡って、先に例示した情報ファイルのB社の項をご覧ください。
明らかに提供した情報の精度が他のハウスメーカーと比較して劣っています。
そんな彼も打ち合わせ時の振る舞いは饒舌だったかもしれません。
但し、知識の不足からか主観的セールストークに終始し、事実に基づく客観情報の提供が不十分であった可能性がファイルからは読み取れます。
「ハウスメーカー選び」=「営業マン選び」
と置き換えても決して言い過ぎでは無いでしょう。
でもどうやって見極めれば?
ここが問題ですね。
2.営業マンの見極め方
でもそんなに難しく考えず、たったひとつ次の事を実践してみて下さい。
彼らの提起したテーマに沿った話題を比較するのでは無く、
皆さんから各営業マンに同じ課題を提起するのです。
そしてその回答を比較します。
ハウスメーカー選びで疲れに至る過程の打ち合わせの様子をもう一度思い起こして下さい。
各回の打ち合わせテーマは概ね各社から示された内容に則り、そのテーマに沿ったセールストークが展開されていたはず。
これが情報の混濁を及ぼし、疲労蓄積の原因となっておりましたね。
そうした状況に陥らない為に皆さんの知りたい情報の項目を、等しく彼らに投げ掛けるのです。
同じ質問への回答ですから、各営業マンの知識度合いや、メンタル的な要素がダイレクトに現れるはず。
それを前項で示した様な手順で、主観的なものを取り除き、客観性的なものを抽出し、家づくりを委ねるのに相応しい営業マンを見極めるのです。
既に疲れた状態の方々も同じです。
「もう一度確認」
という触れ込みで、今現在検討対象として残っているハウスメーカーの各担当に尋ねてみてはどうでしょう?
皆さんが主導権を握った展開は違った側面が見えてくるかもしれません。
「今更なんで?前にも説明しましたよ!」
こんな対応でしたら‥‥
これは言わずもがな!
まだそのハウスメーカー自体を検討先に残すのであれば営業マンの交代を申し入れる事も一つでしょう。
③ 提案を見直そう
ハウスメーカー選び疲れの原因のひとつとして、イマイチな提案がありました。
何度も打ち合わせを重ねても納得のいく提案が各ハウスメーカーから示されない焦りと苛立ちです。
これにどの様に対処すれば良いのでしょうか?
1.設計士技量の見極め方
これには当然の事ながら個々のハウスメーカーの備える
ハード面、ソフト面における技量偏差の問題があります。
ハード面とは構造的、部材デリバリーの対応力。
ソフト面とは端的には設計士の設計能力を指します。
いくらアイデアが浮かんでもそこに構造的な制限を超えた建物は建ちませんし、いくら頭を捻っても浮かぶアイデアはその思考力を超える事はありません。
これの見極め方は中々難しいのですが、
プランニング前、皆さんに対する
要望ヒアリングの打ち合わせ場面が手掛かりになります。
間取り図を作る準備作業です。
注文住宅の場合、皆さんの住まいに対する希望を事細かにヒアリングする機会が設けられるはずです。
部屋の数、広さ、持ち込む家具、内装の好み、気になるアイデア…
答えに窮する程に熱が入るかもしれません。
皆さん自身も、細かに自分の希望や好みを伝えなければ良い案に繋がらないと思えば真剣です。
こうして交わされた要望の数々。
でも、往々にして自身の予算や土地に対する容量をオーバー気味になる事は珍しくありません。
寧ろ当たり前にそうなりがちです。
結果的に完成した間取り図はオーバースペックの全てを盛り込む事は出来ず
✓ 確かに希望は満たしているがとって付けた感じ
でも聴いてしまった手前、設計士は今更無理ですとも言えずに行き詰まり。
ありがちなパターンです。
でも決して、要望を沢山伝えた皆さんに問題がある訳ではありません。
経験値、プランニング能力の高い設計士はこの様な場合、ヒアリングを実施しながらも、企画のカタチを頭にイメージしながら要望の矛盾点や対立点を素早く発見します。
そこで要望度合いの順位付け再確認や、要望事項には上らなかった別案を示すなどして情報整理を済ませた上でプランニングに臨みます。
望ましいのはこの様な設計士を担当とする事です。
この観点から言えば、反対に聴きっぱなしの設計士はちょっと要注意かもしれないですね。
若しくは本末転倒ですが、皆さん自身から要望の優先順位を付して再伝達し、設計士の負担軽減を手助けしてみるのもこれの解決策になるでしょう。
2.相見積もりは本当にベスト?
ハウスメーカーからの提案不備が改善されない理由として、設計士の技量の他にもうひとつ考えられる原因があります。
それは相見積もりです。
ハウスメーカー選びをするにあたり最も確実で、お得な選択をするには複数社から相見積もりを取る事がベストだとの論調はお馴染みのフレーズです。
ネット情報、周囲の経験者、その他相談先、誰もが同様の見解を口にするのではないでしょうか?
自らもそうした検討スタイルを実践する方も少なく無いはずです。
そもそも住宅購入に限らず、車、家電品、様々な物品購入で相見積もりは、有効な消費者の知恵として認識されているのですから。
でも・・・
確かに一般的にはその通りなのですが、新築注文住宅に関してはちょっと勝手が異なるのです。
同質に規格化された棚上の製品を選ぶのであれば勿論それは有効な手法の一つと言えるでしょう。
「いくらになるの?」「何かおまけは有るの?」
こんな具合で値札のみを見比べば良いのです。
しかしながら、注文住宅の場合はそうもいきません。
商品の中身(間取り・仕様)が一律では有りません。
値札(見積もり)もその都度の時価です。
いわばブラックボックス。
そうした注文住宅固有の条件下での相互比較は容易ではありません。
加えてもうひとつ大きな問題が。
営業マンの存在です。
当然の事ながら相見積もりの対象(検討対象)とした各ハウスメーカーの営業マン達は、自社の家を売る為に必死です。
そこで皆さんが相見積もりを取ろうとしている相手の存在は、彼らの立場からすればライバル。
嫌が上にもライバルの動きは気にならないはずが有りません。
かくなる上は他社と見劣りがしない様に、企画案にコマーシャルライクな要素は盛り沢山にしたいところ。
とは言っても前述の様に既にオーバースペック状態。
それならば何処かで帳尻合わせは欠かせません。
それは各社同様で、結果どのハウスメーカーのプレゼンテーションも満足いかない。
その芳しく無い評価を好転させる為、更にコマーシャルライクな要素を上乗せ。
差し引きで、更なる帳尻合わせが成される。
ライバル他社の存在を意識する展開は、
過度なセールストークと駆け引きを誘引する結果となり、
本質的な計画案の熟成がおざなりになりがちです。
結果として先にも触れた情報の混濁に加えて、一長一短の決め手に欠ける計画案から脱却出来ないスパイラル状態に陥ります。
それだけではありません。
営業各氏とも他社に出し抜かれる焦りは日増しに膨らみ続けます。
結果として飛び出すのが、まだまだ納得に至らない皆さんへのお決まりのフレーズ
「今月中に契約‥」
コレじゃハウスメーカー選びに疲れたとしても無理はありません。
過度な相見積もりは逆効果になる事もあるです。
寧ろ同時進行では無く、好感の高いハウスメーカーから1社ずつ腰を据えて打ち合わせに応じ、
「結論を出すから御社の最良の案を示してくれ」
こうした姿勢の方が彼らは落ち着いて応じれるものです。
その結果、納得がいくのであれば決断するもよし。
不足を感じるのであれば、一旦断り、二番手のハウスメーカーに対し同様な対応を求めるもよし。
「でも、時間が掛かりそう‥‥」
とご心配のあなた!
冷静な判断が導けない環境下、疲れた気分に苛まれながら感覚任せにハウスメーカー選びを継続したとしても果たして速やかに良い結果が期待できるでしょうか?
確実さを期すのであれば、「遠回りの様で近道」なのかもしれませんよ。
④ 専門家に頼る方法も
ハウスメーカー選びに疲れた皆さんの原因とその解決策を探って参りました。
皆さんの夢と希望を叶えるピッタリの住まいを実現してくれるハウスメーカーを選ぶのは本来楽しみなテーマのはず。
それが反対に疲れた気分に苛まれてしまったのであれば、そこに至った経緯と原因分析を基に解決の道を探ってみようと言うのが今回の試みです。
一度心を落ち着けて臨んでみてはいかがでしょうか。
でも・・・
「自分で全部出来るかなぁ?」
それでも尚ご心配な方もいるのでは?
そんな皆さんにもう一つハウスメーカー選びの選択肢が!
専門家に頼るという方法です。
ハウスメーカー選びの迷いは背景として「売り手」と「買い手」の立場の違い、またその売り手に情報を委ねねばならない買い手の苦悩が読み取れたと思います。
それならば、売り手では無い皆さんの側に立つ味方に、家づくりを頼ろうという選択です。
その役割が家づくりの専門家であるならば、今回浮上した課題は未然に避けれると共に解決にも有効な役割が期待できます。
住宅購入コンサルタントである、当パートナーズライフプランニングを例に上げてみましょう。
まずご相談の起点は住宅購入の是非からであり、住宅購入が前提となるハウスメーカーとは立ち位置が違います。
そこから先の資金計画、土地探し、間取りづくりも、売り手本位になれば自社商品にすり寄った差配に偏りがちですが、
そこは皆さんの
相談役が本分のコンサルタント。
当然ながらユーザー本位の企画案を求め導きます。
ハウスメーカー選びに至っては営業マンと皆さんの間に立ち、的確に情報授受をサポートしますので、皆さんの負担は相当に軽減されるでしょう。
ハウスメーカー選びに疲れた皆さん。
いかがでしょうか。
少しでも解決の糸口が見えてきましたか?
様々手を尽くしあなたにピッタリのハウスメーカー
素敵なマイホームを実現したいですね。