仙台の住宅コンサルタント、パートナーズライフプランニングです。

家づくりを始めると間取り図が載った新築建売住宅のチラシ等についつい注目してしまいませんか?

どんな間取りの家があるのか興味がありますよね。

それでは間取り図を手にした時、どこに目が行きますか?

「リビングは何帖有るかな?」

「対面キッチンはどんな感じ?」

「おしゃれな感じがする???」

皆さん最初に目を止めるポイントは様々でしょうね。

皆さん自身の関心の高い部分に自然と注目するのではないでしょうか。

そして間取り図全体に目を行き届かせ、その間取り図の良し悪しを「評価」しようとしたとします。

「この間取りは素敵!」

「イマイチな間取りだな・・」

そんな感じで目にした間取りの品評会をするとすれば、その良し悪しの評価を見分けるポイントとしてどこに着目しますか?

「そんなの間取り次第じゃないの?」

というお答えが返ってきそうです。

でも、たまたま目にしたチラシの話であればそれでも済まされますが、ご自身のマイホーム計画上でのお話となれば「間取り次第・・」では心許ないのではないでしょうか。

家づくりの流れの中どこかのタイミングで我が家の間取りを考える場面が必ず出てきます。

これは新築注文住宅に限らず、新築建売、マンションでもご夫婦で相談し議論する段階がやってきます。

素敵な間取りを見つけ出す為、反対に判断を誤って失敗しない為にも、予め間取り図の着目ポイントのコツがつかめていれば、素敵な発見や失敗回避に役立つのではないでしょうか。

事実、新築注文住宅での家づくり打ち合わせの際、相談先のハウスメーカーから提示された間取り図を目の前にしても「何処を見れば良いのだろう?」との戸惑いは多くの方が経験するはずです。

これは新築注文住宅に限らず、完成前の新築建売住宅を検討する場合も同じことがいえます。

今回は見落としてしまう事で失敗に陥り易いのはどの様なポイントなのか、見分け方のお話ししようと思います。

 

⬜︎  この間取り図どう思う?        

間取りの見分け方やどこを見るかといった話題は言葉ではなかなか理解しにくいと思いますので、図例を使ってお話ししましょう。

右に掲げた様な間取りを相談先のハウスメーカーから皆さんが提示された想定で評価してみてください。

今回は1階部分に絞って見てみましょう。

間取りの失敗探し営業マンの説明は以下の通りです。

・全体に無駄なくコンパクトにまとめました

・でもLDKは16.5畳で充分な広さです

・南面に大きな窓がありゆったり感充分です

・対面キッチンでより広さを感じます

・和室はLDKと一体で更に広さを演出します

・水周りが近いので動線に無駄が無いです

・最近流行りのリビング階段です

・土間収納を備え使い易い玄関です

如何ですか?この説明と間取りの出来栄え、納得して頂けましたか?

どうやらLDKの面積は一般的に見られる水準を満たしており、窓やキッチン、和室との接続を加味すると更に広々と感じられる点がウリのようです。

加えて家事動線も工夫され玄関収納やリビング階段等キャッチーな要素も盛り込んだ間取りというのがセールスポイントという事ですね。

今回話題用のモデル例なので、リビング階段や対面キッチンなど皆さんのご意向との相違点はお話を合わせて頂いたとして、どの様に評価いたしますか?

セールスポイントと皆さんの意向が一致していれば、なるほど一つの案として選択候補に上がりそうですが如何ですか?

でも・・・・・・・・。

この間取り図にはツッコミどころや注意点があちらこちらあるのです。

次に進む前にもう一度よく目を通してみてください。

それはどこだか見分けが付きますか?

それではひとつづつ見ていきましょう。

⬜︎  間取り図のどこを見る?      

上の図面に位置を示しながら探していきます。下図の①~④をまずは見ていきましょう。

① 階段下トイレの高さ

通常階段は13~15段程度で2階へ昇り切りますが図面上では7段目、トイレ横で途切れています。

これはトイレが階段下になっているという事です。

よく有る設計技法なのでこれ自体に問題は無いのですが、今回例示の案には問題点があります。

図が7段目で途切れていると言うことは8段目以降がトイレに被っている状態、これではトイレ内が充分とは言えない高さになってしまいます。

どの位の高さかと言うと一番低い部分で1m50㎝前後と見込まれます。

トイレですから通常の天井高は確保出来ないのは多少目を瞑るとしても、せっかくの新築で余りに窮屈な空間ではどんなものでしょう。

 

間取りの失敗探し2②トイレの位置

トイレの出入りがリビングから壁を隔てる等せず、間近で且つ直接接しています。

当然、トイレ中の音は特に耳を澄ませずとも少なからず漏れてしまいます。

ご家族同士といえども、ましてや来客時なら尚更、トイレに入る度に音を気にしながら・・・なんてどんなもんでしょう。

洗面所入口も同様にリビングに直接的で、入浴時シャワーの水はねやドライヤーの音がノイズとして気になる懸念がありますね。

 

洗面室・リビング建具の開き

洗面室と玄関からリビングの建具をご覧下さい。

何か気付きますか?

この両者、日常の生活習慣の中で「開けっ放し」になり易い扉とされていますが皆さんは如何ですか?

そうしますと開けっ放した時に、どちらも扉が邪魔になってしまう位置に開いてますね。

実は、巷の間取り図を見ると同様な建具の開きの不備は多く見られ、新築完成後に不便で初めて気付くという失敗談はとても多く、特に注意を払いたいポイントです。

 

キッチンとリビング位置

対面キッチンの要望は多くの場合間取りのご希望筆頭に上がり、今やLDKの多くがこのタイプです。

キッチンをリビング・ダイニングと向かい合わせる事で調理中もご家族との接点が途切れません。但し一口に対面キッチンといってもL・D・K相互の接続のパターンは一様ではありません。

その中でも採用頻度として最も多いパターンはリビング方向に対しキッチンが正対する位置どりで、先に挙げた家族同士の接点維持を保ちつつ、リビング側からはキッチン内部が見え難いというつくりが特徴です。

余りお台所の中は見せたく無いという奥様の声が良く聞かれますが、その点では合理的です。

恐らく皆さんも一番良く目にする形なはずです。

これに対し例示のキッチンはリビングがキッチン側面に位置しているので内部が丸見えです。

気になる方には来客時などちょっと気疲れしてしまうかも。

さて、ここ迄を振り返っても、配置的効果で家事動線に優れたと言う触れ込みを手放しで評価できるか否かは、マイナス要素も加味するとちょっと怪しくなってきませんか。

 

続いて⑤以降を見ていきましょう

照明スイッチ

玄関からリビングに入った時、照明スイッチは扉の直ぐ側が使い易いですよね。

中途半端に離れていて暗い中スイッチを手探りで探すのでは不便です。

そこで最適な場所となると図の⑤の位置です。

ところが・・・!ここにはスイッチつけられないんです。

何故かと言うとこの壁、建具と建具に挟まっていますね。

この壁内には柱が入りスイッチを埋め込むスペースがとれないのです。

まあ、この図の場合はどちらかの建具をズラせば解決するのですが、少なくとも作図したままの状態では納まりません。

間取りの失敗探し3この図では例示の為に敢えてその様に描いてますが、スイッチが適所にどうしても設置出来ず変な場所に取り付けられ使い勝手が悪いという失敗談は、先程の建具の開き勝手の不具合と共に良く有るお話なので気を付けたいですね。

 

玄関庇

玄関は土間収納も有り機能的とのアナウンスでした。

なるほどその様に見えます。

でもよく見ると玄関ドアを開けた時、雨避けの庇は付いているのでしょうか?

付いていた場合も雨が吹込まない大きさでしょうか?

今回は1階部分のみ掲げておりますが、これを確認するのは通常2階の図面です。

でも、既に1階の南面ラインに起伏は無く、2階間取り図を見ずとも深い軒にはならない様にも読み取れますので要確認ですね。

この様に玄関庇は1階に関する事を2階に表記される事から見落としが起き易い部位です。

玄関庇が新築完成後に思ったより小さい事に気付いたが、今更どうにもならず雨の日が憂鬱だと言う様な後悔話もよく有る話です。

見落とさない様にしたいですね。

 

和室窓

和室の窓位置は西方向に向いています。

今回建物の配置図は描きませんでしたが、もし道路付けが南道路であったとすれば東西隣地は直に接っする土地が多いはずです。

その場合、お互いの建物同士がかなり接近して建ち並ぶ事は珍しく有りません。

もしその様な立地環境であった場合、相互の窓位置が互いに干渉し合ってしまう事がよく起きてしまうのです。

予めわかっていれば南面や北面をメイン開口部とする事で解決しますが、それが難しい場合気にせず開けっ放すとはいかず、少なくともレースカーテンは常時引きっぱなしという対処法になるでしょう。

この間取りの場合は南、北面への開口部の移設は難しそうです。

加えて和室窓なので定石通り障子を設けたとすれば、閉めた状態では明かりを取り入れながらも視線を遮る事は可能ですが、視線と共に通風も遮断されてしまいます。

計画段階で隣地の状態、ウインドウトリートメントをどうするかもあわせて注意を払いたいポイントです。

 

リビング寸法

16.5畳で一般的な広さを確保しつつ開口部等の演出で感覚的ゆとりが付加価値としてアピールされていました。

今回例示の間取り図には「家具」が描かれておりません。

リビング部分にソファ・センターテーブル・テレビを配置してみましょう。

空間は概ね幅2.7m、奥行き5m、ちょうど6畳間の長手方向に押入れの奥行き分とちょっとを加えた位のスペースです。

どうですか?ソファ・テーブル・テレビが上手に並べられますか?

かなり窮屈な配置になるはずです。

これではゆとりを感じるLDKどころか、メインのリビングゾーンが歪な生活空間になってしまいます。

ハウスメーカーから提示される間取りに家具記載が無い図面をよく見かけます。

部屋のゆとりは単なる面積では評価できるものでは無く、家具も配置された上での動線や視野といった空間創造から生まれるものです。

間取り図を見る時に絶対に欠かせないものは家具配置!

これが分かってないプランナーはチョット・・・・・・。

⬜︎  失敗前に見分ける方法    

さて、顕在化している問題点、図面から読み取れる注意点を見てきました。

皆さんどの位お気付きでしたか?

勿論今回例に挙げたものだけに注意を払えば済むと言うわけでは無く、どこを見るべきかとても全ての見分け方を上げ切れるものでは無いのですが、とにかく新築完成後に失敗に気付くという事だけは避けたいですね。

そんな時一つの有効な失敗予防策が「図面上で模擬生活をしてみる」事です。

朝目覚めて、洗面して、朝食をつくって、テレビをつけてと言った具合に間取り図上で想像してみてください。

ただ間取り図を眺めるとコマーシャルライクなポイントにどうしても注目してしまいますが、この方法は細かな部分の気付きが多く発見できますし、実は暮らし易さを左右するのはその細かな部分ではないでしょうか。

 

手慣れて無いのにそんなに上手く出来るかな?

と不安な方には住宅コンサルタント、パートナーズライフプランニングの「マイホーム購入サポート」コンサルティングがオススメ!

照明スイッチの位置一つでも新居の住まい心地の評価は変わってしまうものです。

新築完成後では手遅れ!間取り図作成段階でしっかりと機能的で素敵な企画案を確実に目指したいですね。

でも、しっかりとハウスメーカー選びをしたつもりでも、設計企画力はどの住宅会社も同じではありません。

ハウスメーカーの設計企画力でマイホームの完成度が左右されない様にする為には皆さん自身の企画案を自ら携えられれば安心です。

また、せっかく作り上げた企画案が予算と乖離してしまっては絵に描いた餅になってしまいますが、パートナーズライフプランニングは住宅ローン始めとした住宅資金計画から土地探し迄、トータルサポートの相談窓口なのでその点でも安心!

皆さんのマイホーム計画を入口から完成までお手伝いいたします。

初回ご相談は無料となっております。

お気軽にお問い合わせください。

トップページはこちらから