生命保険をご家族で何かしら掛けているご家庭は多い事でしょう。

知り合いの保険屋さんへの相談や保険ショップの相談窓口を通じて備える等、加入の経緯は様々でしょうし、最近見直しで新たな生命保険に掛け直した方もいるかもしれません。

ところで、皆さんの生命保険は一体いくらの保険金額で掛けているか即答出来ますか?

「毎月家族で1万円です!」とのお答え。

残念ながらそれは保険料のお話です。

「だって保険金でしょ?」

なんていうやり取りは保険の相談場面でよく有るお話。

生命保険は多くの方が備えていれども、加入後は日頃から保険証券に目を通す機会も無く、日常的では無い専門用語での説明に時間の経過と共に記憶も薄らいできます。

忘れないのは毎月銀行口座から引き落とされる保険料の金額という方は多いのではないでしょうか。

まずは整理しておきましょう。

生命保険の保険金とは保険の対象者(被保険者と言います)万が一の時に保険会社から保険の受取人に支払われる保障額の事をいいます。

また、その保険を掛ける為に負担するお金を保険料といいます。

保険金と保険料、似ている用語ですが指すものはこの様な違いがあります。

生命保険用語についてまとめたコラムがありますのでご興味あればご覧ください。

生命保険の基礎知識で見直し相談も理解度アップ 基礎用語編

そうしますと冒頭にお尋ねしたのは保険金で、お答えがあったのは保険料だったという事になりますね。

さて、今回取り上げますのは保険金についてです。

よく「保険の見直し」という言葉を耳にした事はありませんか?

また、保険屋さんに出会う機会があると見直しを勧められた経験もあるかもしれません。

相談してみると保険金が「多過ぎる」「少な過ぎる」とか、保険料を「もっと安く出来る」から見直した方が良いとのオススメ。

確かに毎月の保険料が安くなるのは歓迎すべきでしょうが、内容が悪くなって安くなっても意味がありません必要な内容を保ったままなら別ですが。

また、保険金が過剰だとか不足だと指摘されても、そもそもどの位の額が安心出来るレベルなのかが解らなければ、言われるままになってしまいそうで不安です

せめてどのくらいの保険金額が必要なのかが解れば、内容の指摘や保険料の引き下げの話も理解し易くなるはずです。

それでは生命保険の保険金額はどのくらい必要なものでしょうか?

⬜︎  生命保険の役割          

生命保険の役割をまずは確認しましょう。

生命保険のご相談の際、何故保険を掛けるのかとの問いに

「何か掛けておかないと心配だから」

とのお答えが返って来る事がよくあります。

でも保険を掛けていれば心配は解消出来ますか?

生命保険の目的は、皆さんご理解の通り保険の対象者(被保険者)に万が一の事があった場合に備えるものですが、生命保険に加入したからといってその様な事態を回避する効果は有りません。

魔除けではありませんから。

それでは何の為に?

言うまでも無く、その様な事態の時に保険会社から支払われる「保険金の受け取り」が目的です。

何故保険金を必要とするのでしょうか?

仮に一家の稼ぎ手がご主人様だったとした場合、そのご主人様に万が一の事が起こってしまった後、残されたご家族はどの様にして生計を立てていくかという問題があります。

これを補うのが加入していた生命保険の保険金という事です。

決して安心料として保険加入をしている訳で無い事は言うまでも有りませんね。

であるとすれば、その金額は一体どのくらいの額が妥当なのでしょうか?

単なる安心料では無くその様に明確な目的が有るのであれば妥当な金額が有るはずです。

この部分が解らないままで保険屋さんに相談し、保険見直しだけを勧められたとしても、保険料の負担は見直しで下がったものの、従来は必要な保障額を備えていたものを不十分な保障額に引き下げられた結果であったとすればこれは本末転倒です。

⬜︎  保険金額はどのくらい必要?      

それでは保険金額はどのくらい必要なのでしょうか?

先程のご主人様が稼ぎ手であった場合で考えてみましょう。

生命保険の議論故、想像したく無い事態を例示する事はご容赦ください。

ご主人様万が一の事態によって引き起こされる事は例えようの無い悲しみは言うまでも有りませんが、その後の収入が途絶えるという経済的危機も残されたご家族に降り掛かります。

お父さんが稼いでくれていたお給料が途絶えてしまうのです。

これに成り代わって生計を立てていく術が必要です。

この役割を担うものとして今回のテーマで有る生命保険の保険金に加え、遺族年金が上げられます。

遺族年金とはお勤めをされている方は厚生年金、事業を営んでいる方は国民年金へ皆さん加入されていますが、一般的に「年金」という言葉からは老後の給付である老齢給付が真っ先に思い浮かぶ方が多いのではないかと思います。

実は年金は他にも遺族給付という、いわば生命保険の様な機能も兼ね備えているのです。

厚生年金、国民年金相互に給付要件は異なりますが、先のご遺族の生活資金を支える役割を果たせます。

しかしながら一般的に残されたご家族の生計をこれだけで満たすには充分な額とはいえません

その不足を補うのが自ら備える生命保険の役割という事になるのです。

それでは補うべき生活資金はどのくらいの額を想定すべきでしょうか?

目安としては現在の生活状況から計算していくと宜しいでしょう。

まず現在ひと月辺りの生活費からご主人様の生活費分を控除し、住宅ローン借入があればこれの返済額を控除した額を割り出してみましょう。

ご主人様他界後の議論でありますのと、住宅購入済みで住宅ローン借入があれば通常その借入に対し団体信用生命保険を加入ますので、住宅ローンの返済は解消されるからです。

各ご家庭によりこの見立ては様々でしようが、仮に月23万円程度であり遺族年金の想定が月額換算13万円程度であったとするならば、残り月10万円程度が生命保険により補うべき金額の目安という事になります。

そして生命保険の役割が受け取る事が叶わなかったお父さんの稼ぎを補うもので有るとすれば、そこから本来の就業期間未経過の月数分を乗じる必要があります。

但し、何時その様な事態が起こるか分からない事態への備えが保険の役割です。

この場合の期間は何時万が一があっても対処可能な様に、この課題を検討時点の年齢から起算していくのが望ましいでしょう。

例えば現在30歳の方が、生命保険で補う生活費月額10万円、65歳まで就業と仮定するならば

10万円 ×  35年 × 12ヶ月=4200万円

4200万円が必要とする生命保険金額の目安という事になります。

皆さんの場合は如何ですか?

「保険の見直し」というと毎月の保険料の方に話題が集中しがちですが、必要な保障額を確保した上で話か内容確認を怠り無くしたいものです。

パートナーズライフプランニングは住宅購入に関するご相談だけではなく、「家計設計サポート」のコンサルティングコースもご用意し、生命保険の備えについてのご相談も承っております。

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