住宅購入へ向けた一戸建て新築住宅間取り図の読み取り講座も最終回です。

皆さんのお手元にある間取り図をご一緒に読み解いていこうという企画で始まりました。

私もコンサルタントとして承る住宅購入の様々なご相談の中でも間取りに関するご相談事はとても楽しみなコンサルテーマの一つです。

勿論、住宅ローン相談を含む住宅資金計画及びライフプラン作成、土地探しも住宅購入の重要な検討要素でそれらご相談の解決に力の入れ具合の偏りはないのですが、その中でも間取りづくりはお客様方の多様な価値観を受けとめ、お一人おひとりに喜んで頂く為には私も毎度頭をひねります。

しかしその結果新しい発見やアイディアが湧いてくるのがとても楽しくもあります。

個人的志向の偏差は勿論、ご家族構成、また同じ宮城県でも仙台と宮城県南、県北、沿岸部でも地域性による間取りへの要望も様々特性がございます。

そういった背景にも目配りしながら喜んで頂けるマイホーム計画完成を目指し間取りづくりにアイディアを注ぎ込むところが住宅プランニングの面白味でもあります。

 

さて、住宅購入における間取り分析の為、建坪・リビング畳数・設備具合と全く同様な表面スペックである図1のプランA とプランB、2つの間取りを比較するところから始まった今回の間取り読み取り術トレーニング(詳しくは前3回のコラム記事を是非ご覧下さい)

(図1)

最初はどちらがはたして良いのか中々解りにくかった両間取りの違いが、

◇ 間取り図への家具レイアウトの実施

◇ 間取り図建物の敷地への配置図作成

を加えることにより(図2)建主のご希望やライフスタイルとの相性が、せっかく新築住宅に暮らすならどうやらプランBの間取りの方が合ってそうだぞ、と判断出来る所までたどり着いたのが前回です。

(図2)

注文住宅であれ建売住宅であれ、せっかく新築住宅で暮らすのであれば素敵な間取りは勿論、おしゃれなインテリアやかっこいいデザインのお家を目指したいものです。

その意味で、ようやく機能性、快適性において満足できる案を選択できる所まではたどり着きました。

でも、せっかくのマイホーム計画、もっと素敵な家づくりを目指せるなら・・・。

そこで、更に意匠性という付加価値を求める工夫をオススメしたいのです。

インテリア計画を立てるという事は何もおしゃれな壁紙やかっこいいタイルを貼る事ばかりではなく、まずはお部屋の空間構成全体をいかにして素敵なデザインにまとめていくかという事が重要だという事を以前のコラム記事で取り上げたことがあります。

単体ではかっこいいタイルや壁紙・床材をせっかく選んでも、器であるお部屋空間が素敵にまとまっていなければおしゃれなデザインのお部屋に仕上げるのは中々難しいものです。

ここがマイホーム計画におけるインテリアデザインの難しさということですね。

建売住宅は建築した時点で既に間取り・内装・設備は仕上がってますが、新築を注文住宅でお建てになる場合はおしゃれな我が家づくりにチャレンジできます。

ところが、ほとんど多くのハウスメーカーや工務店はこのインテリア計画の作業を設計打ち合わせの一番最後まで充分触れずに進めてしまいます。

もうそのタイミングでは間取りは確定してますので、おしゃれにしよう、かっこよくしようと思い立っても、間取りを絡めた空間づくりは間に合いません。

空間づくりに工夫が凝らされていない中、インテリアコーディネートでおしゃれさを求めようとすると、どうしてもタイル・床材・壁紙等の装飾パーツを標準的なものから加算させて解決しようという事になり、予算上も予定外の費用が発生してしまいます。

結果的に終盤からの議論開始では、ここまで目論んだ住宅ローン融資額始め住宅資金計画全体に影響が及んでしまいインテリア計画で予算オーバーとなるの事への心配から消化不良のままこの打ち合わせを終えてしまうという傾向が見られます。

これではせっかくの家づくりなのに残念です。

やはり間取りづくりの過程でインテリア計画のイメージは盛り込んでおきたいものです。

新築注文住宅ならば打ち合わせスケジュールを工夫するだけでそれは可能ですから。

 

さて、今回ご一緒に眺めてきた間取り案の場合はこのテーマに対しどうでしょう。

この点でプランBにもまだまだ工夫の余地があります。もっともっとおしゃれに素敵なお家に仕上げられるはずですよ。

更に個性を光らせた自慢のマイホームを目指しましょう。

それではご覧になってください。私、栗山風に描くとプランBは図3の感じになります。

(図3)

プランBでここまで整理してきた機能性を更に拡充させ、加えておしゃれなインテリアとする為のアイディアを盛り込みもっと素敵なマイホームに仕上がることを狙いました。

デザインのテーマは広々とした空間演出です。

建主もご希望されていた(本シリーズ②の記事をご覧ください)広々とした空間の演出を念頭に置き、具体的手法としてLDK前面の窓を大きく配置してみました。

どの位の大きさの窓かと申しますと、一般的な住宅で多くみられるお部屋から外へそのまま出れるサッシ(掃出し窓と言います)の俗に1間幅(約1.8M)と呼ばれるタイプはよく普及され目にするところですが、このサイズのサッシが3連でリビングダイニング中心部に並んでおります。

開口部を大きく確保できると同じ畳数でもお部屋の空間の印象はその大きさに応じ広がりを感じ開放的となり、加えてLDK室内は陽当たりも良く明るくなる効果も増します。

インテリア計画とは何も壁紙、床材、タイル等の仕上げのみでつくりあげるものではなく空間全体でいかにおしゃれでかっこいい空間デザインに仕上げていくのがコツだという事は前述しましたが、その点で大きな開口部というのは非常にインパクトが強く機能性だけでなくインテリアとしての効果も絶大です。

単体ではごく普通のよくあるサッシですが、それを複数リズミカルに並べて(リビングダイニング南面ラインをシンメトリーに)一団の大開口部に見立て、リビングに入った瞬間に正面に出現するわけですから非日常的光景に変身です。

「みたことな~い!! おしゃれ~!」

「お部屋もすご~く広く見えてかっこいい! いいな~」

なんて褒められたら素敵ですよね。

高い断熱性能を持つ昨今のサッシだから出来る技でもあります。

更にお庭周りの外構計画でリビングダイニング前にテラスを設置すれば、ご家族でのアウトドアブランチやバーベキュー等のイベントは勿論、ご友人が集まった時にアウトドアでのパーティーもLDKからの自然なつながりの中で気軽に企画できそうです。

楽しくなってきませんか。

この大開口部を中心に、これを更に引き立てる床材・壁紙・建具・照明・カーテン・家具とコーディネートしていくことにより、LDKの空間が更におしゃれなデザインにまとまっていきます。

お部屋をお好みだけで各アイテムを選んでいくとお互いのバランスが取れなくなりまとまりのないお部屋になってしまう失敗例はよく起こり得るのですが、何か大きなテーマを基にデザインを調和させていとデザインの方向性が定まるのでお部屋全体のコーディネートがまとめ易くなります。

住宅購入計画を新築一戸建の注文住宅でお考えの方は是非お試しください。

 

さて、ここまで4回シリーズでの間取り図読み取り講座いかがでしたか?

同じ間取り図もご覧になる手順一つで相当に評価が変わってしまう事、更にひと工夫アイディアを加えればマイホーム計画はより充実したものとなる事がお解り頂けたら幸いです。

パートナーズライフプランニングは住宅購入における住宅ローン・予算案・ライフプランを盛り込んだ住宅資金計画から土地探し、住宅プランニング企画の作成、工務店・ハウスメーカー選びまでワンストップサービスのコンサルティングで皆様のご相談に満足のゆく家づくりを目指しお手伝いいたします。

是非ご一緒に素敵な我が家を実現しませんか。

初回ご相談は無料です。お気軽にお声がけください。