新築計画で外構工事のこと忘れていませんか?

仙台の住宅コンサルタント、パートナーズライフプランニングです。

仙台の桜は28日開花。仙台の平年より14日も早いそうです。

お庭の木々の緑は目を和ませますが新築工事の計画で土地探しや間取りや設備、インテリアのおしゃれに気を取られ忘れられがちなのが外構工事です。

外構工事とは建物周囲の門塀や駐車スペースの造作、庭木の植樹、テラスの設置といった、敷地内の建物以外の工事の事をいいます。

駐車スペースのコンクリートを敷設したり、門塀にポストの設置やフェンスの造作で外部からの侵入を防ぐなど機能面でも重要な役割を果たし、意匠面でも冒頭触れた桜以外にも季節を感じさせる花や実、葉を楽しめる庭木の植樹など、工夫を凝らした構えは建物をよりおしゃれにかっこよく引き立てる役回りも果たします。

この季節は玄関前のモクレンが開花し、秋になればリビング前のナナカマドの葉が色づく・・・。

お部屋からの眺めは目を楽しませる事でしょう。

素敵な建物が建ち上がったものの、建物周りの敷地内は土がむき出しで何も無いではそこでの暮らしの快適度は充分とは言えないでしょうし、折角の素敵なデザインの住まいも引き立ちません。

 

⬜︎  外構工事が不充分だと        

外構工事の有無で新築計画にどんな影響があるものでしょうか。

下の間取り図を見比べてください。

左図は外構工事無しの状態です。

建物以外は地面がむき出しで何も無い状態ですね。

これでは車のタイヤも泥だらけですし、お隣や道路との界も不明確で不用心です。

ポストや表札もどこに置きましょう?

言うまでも無くこれではチョット・・・・。

右図はこれに外構工事を加えた図ですが、これであればそれらの不具合は解消されます。

勿論、設えの方法は様々ですので機能性を増す工夫を凝らしたいですね。

また、外観デザインをよりおしゃれな家に演出する効果も見逃せません。

これも百聞は一見にしかず!

下の図をご覧ください。

建物の外観シルエットに重なる木々の枝葉や造作材の効果を読み取れるでしょうか。

実際に新築完成後の建物を道路から眺めた場合、造作材や樹木の色合いや形、陰影が建物の眺望に深みを与えます。

何もなしでは殺風景に見えてしまいます

家づくりの中で外構工事の影響は少なく無い事がお分かりいただけると思います。


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⬜︎  住宅資金計画で外構費用は?     

この様に家づくりで重要な位置付けである外構工事ですが、ハウスメーカーとの打ち合わせの中で充分な検討がなされないケースが多い様です。

多くの場合建て主からハウスメーカーへの相談の主役は、住宅ローンの借入計画を立て予算案を定める事であったり、間取りをどの様にして使い勝手良く素敵にまとめていくかという所に関心が集中してしまい、外構計画は脇役扱いで忘れ去られがち。

ハウスメーカーに依頼し作成された間取り図にも外構工事に関わる部分が充分に描かれていなかったり、予算案の中でも外構工事費用にどの位の額を配分すべきかの説明も不充分なケースが多くみられます。

では、どうすれば良いのでしょうか?

まず間取り図上の不備への不安は、建物間取りだけでは無く外構計画も含めた案を依頼する事が先決です。

問題は費用の扱いです。

ハウスメーカーとの間取り図打ち合わせはいきなり施工図面で開始されるケースは少数で、簡易的なラフプランで概略説明と擦り合わせがなされた後に施工図面作成へと進み、それに併せて見積書と共に住宅購入にかかる総費用を示した住宅資金計画書の提示を受けるという流れが一般的です。

この住宅資金計画書はハウスメーカーごとの所定の書式で作成されますので、各社一律ではないのですが、概ね右図の様な書き出しとなっているはずです。

構成としては「建物工事価格」「土地価格」「諸費用」の価格を明示し、それらを合算した額を「総費用」として記載している点は各社大きな差異はありません。

問題はここの外構工事費用がどの様に表記されているかです。

金額自体の記載が無ければ、果たして総費用の中に外構工事の費用が含まれているかの確認が必要ですし、右図の様に金額自体の記載があっても「概算」「後日清算」の但し書きが付いていた場合、いわゆる正式見積もりでは無く、あくまでも目安の金額に過ぎないという事です。

この場合、営業マンからは

「とりあえず予算取りだけしておきますので、契約後に間取りの詳細で細部を決めた上で清算しましょう」

という趣旨の説明を受けるはずです。

しかしながら、この記載内容で契約書を締結した後に正式な外構図面と見積書の提示を受けてみると、予定していた金額では充分な工事内容を盛り込めず、イメージしていた工事内容で試算すると大きく予算オーバーしてしまい住宅ローン始め資金計画の目論見が狂ってしまうというお話は家づくりの中でよくある失敗談です。

どうしても間取りの打ち合わせは建物自体に話題が集中しますし、資金計画書は総費用や住宅ローンの返済額に目が奪われがちですが、ここを見落としてしまいますと後々資金の目算が狂ってしまう恐れがひそんでいるのです。

また、家づくりの終盤でこれに気付くケースが多いので、予算上の修正を計りにくいというのも厄介なところです。

冒頭触れました通り外構工事が新築後の完成度へ与える影響は決して少なくありません。

外構工事への目配り、お忘れなくください。

 

パートナーズライフプランニングの「マイホーム購入サポート」コンサルティングの間取り案作成は、外構計画も反映した企画案を作成いたします。

勿論、住宅ローン始めとした住宅資金計画も手厚くサポート。

手堅い予算案を基に企画立案して参りますのでご安心いただけます。

コンサルの記事は→新築時の失敗や後悔を避けるには? 住宅コンサルタントの活用法

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この記事の監修<br>パートナーズライフプランニング<br>代表 栗山 琢磨

この記事の監修
パートナーズライフプランニング
代表 栗山 琢磨

仙台で生まれ育ち、大手ハウスメーカー・外資系生命保険会社勤務を通じて得た住宅・不動産・ライフプランの豊富な実務経験と専門資格のスキルをベースに2011年起業。

住宅コンサルタント・家計設計コンサルタントとして相談対応域は住宅ローン・土地探し・間取りづくり・ハウスメーカー選びといった住宅購入相談から学資や老後の資金準備・生命保険相談と皆様のライフプラン全域をカバー。

各テーマの仕組み・課題を解り易く解説。

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・1級ファイナンシャルプランニング技能士
・トータルライフコンサルタント(生命保険協会認定FP)
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この記事の監修<br>パートナーズライフプランニング<br>代表 栗山 琢磨

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パートナーズライフプランニング
代表 栗山 琢磨

仙台で生まれ育ち、大手ハウスメーカー・外資系生命保険会社勤務を通じて得た住宅・不動産・ライフプランの豊富な実務経験と専門資格のスキルをベースに2011年起業。

住宅コンサルタント・家計設計コンサルタントとして相談対応域は住宅ローン・土地探し・間取りづくり・ハウスメーカー選びといった住宅購入相談から学資や老後の資金準備・生命保険相談と皆様のライフプラン全域をカバー。

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