仙台の住宅コンサルタント、パートナーズライフプランニングの住宅購入進め方講座第4回目です。

住宅購入を「何から始めるか」から進め方の流れを解説して参りましたが、今回は間取り図作成編。

間取りのまとめ方についてのご相談にお応えするお話です。

どうすれば良い間取りが出来るのか?と立案方法のご質問を受けることがありますが、その様なご相談の意図は

「ハウスメーカーへの相談前にある程度自分なりに構想を整理しておきたい」

「ハウスメーカーへ相談はしているがどうすれば気の利いた間取りが出来るのか」

「間取り図作成の依頼の仕方が分からない」

といった様に、既に相談先のハウスメーカーや工務店に間取り図作成を依頼はしたものの、今ひとつな出来栄えだった場合「プランナーの技量の問題なのか、自分の依頼方法に原因があるのか」失敗の原因が判断できない事での悩みの問題があります。

住宅ローンとはまた違った悩みですね。

相談先を他のハウスメーカーに変えるべきか、そもそも過剰スペックな要求や意図伝達の不備など依頼方法に改善が必要なのかが解らなければ手の打ちようがありません。

そこで今回は間取り図作成で、プランナーへ依頼の際、気を付けたい事とプランナーの技量の見分け方についてお話してまいります。

最初にここまでの流れを整理しておきます。

第1回目で検討の進め方として家づくりの流れを知ることの重要性

第2回目で住宅ローン始めとした住宅資金計画からマイホーム計画を開始する意義

第3回目で住宅資金計画で出来上がった予算案を基に土地探しの検討

とお話を進めてまいりました。

住宅購入を誰に相談し何から始めるか?進め方講座① 家づくり流れ編

住宅購入を誰に相談し何から始めるか?進め方講座② 予算と住宅資金編

住宅購入を誰に相談し何から始めるか?進め方講座③ 土地探し編

前回までの流れで住宅ローンの不安解消と、土地探しの的確な進め方をご覧いただきました。

土地探しにおいてその土地物件を評価する重要な手掛かりは間取り案を起案してみる事が一番のツボ。

新築する土地を選ぶという事は、ご家族の生活を営む場を決める事に他ならず、快適な暮らしの為には住まいの環境を充実させる必要があるからです。

その目的に適う家づくりが実現可能か否かの判断材料として、土地選考の検討段階で候補地に合わせた間取り図作成が重要だと言うわけです。

⬜︎  間取り図作成の進め方  

前回の土地探しで「土地に合わせた間取り」とはどの様な考え方なのをお話をしました。

間取りに合わせて土地の形や広さ、接続道路、隣地環境、方位、高低差といった条件を変える事は出来ません。しかし、間取りの立案は基本的には自由。

であるならば、建築予定地特有の条件に間取りを合わせていく方が合理的だと言う事です。

それでは土地に間取りを合わせるとはどう言う事でしょうか?

一言で言い表すならば「土地の長所を引き出し、短所を補う事」です。

でも、予め土地の長所や短所を把握していなければそれらを活かす事は出来ませんね。

つまり、間取り図作成の進め方を考える場合に「何から始めるか」の第一歩は建築予定地の観察から始めていく必要があるのです。

そこで得た情報が間取り図作成の基礎という事になります。

 

⬜︎  間取りの希望の伝え方    

皆さんはマイホーム計画のきっかけは何でしたか?

おしゃれな家に仕上がった友人の新築に招かれたり、まだ家づくりは漠然としながらも立ち寄った住宅展示場のかっこいいインテリアに憧れたりと夢描きながら住宅購入を志している方は多いのではありませんか。

住宅購入の直接の動機はなんであれ、少なからず家づくりに向け夢描く気持ちは皆さん相通ずるはずです。

そうして家づくりに取り組み始めた流れの中で特に注文住宅での新築を目指そうとなれば、機能的な間取りやおしゃれなインテリア、かっこいい外観など、いかにして素敵な家づくりを実現しようかと様々なアイデアが頭の中を巡っている事でしょう。

そして住宅ローン借入額の目処をつけ出来上がった予算案を基に、いよいよ間取り図作成を相談先のハウスメーカーや工務店に依頼する段になると、担当営業マンやプランナーから「どの様な家を考えているのか希望をお聞かせください」とのヒアリングから作業が進んでいきます。

そうなれば、これまで目にして来た素敵な新築のアイデアや温めて来た間取りやインテリアの希望、暮らし方の好みを伝え、「どんなにおしゃれな家になるのだろう」「かっこいい家になるのかな」という期待が高まります。

反面、担当者からの細かな質問に戸惑う経験をお持ちの方も多いものです。

「リビングは何畳位希望しますか? LDKで16畳では狭いですか?」

「リビング階段は希望しますか?」

「外観は寄棟と切妻屋根どちらがお好みですか?」

全部で何部屋欲しいか位は直ぐ答えられますが、考えが整理されておらず即答に詰まる様な問いも、曖昧な返事では間取り図の出来栄えに影響するかもしれない、と思えば無理にでも答えてしまいそうです。

住宅ローン相談の中で「月々いくら位返せますか」「頭金はどの位出せますか」との質問への控えめな回答とは反対に、間取りの聞き取りには盛りだくさんの答えを返すでしょう。

注文住宅や自由設計をセルースポイントとアピールする住宅会社は特にこの展開が強く見られ「いっぱい聞いていっぱい答えて貰えば良い家が出来る」という考え方が根付いている様です。

しかし、その結果この様な手順で聴き込んだリクエストは多くの場合「過剰スペック」になる傾向があり、また「相反する要素も混在」する問題を内包しているのです。

でも、この流れで間取り図を作成するプランナーは投げかけられたリクエストを無理にでも全て盛り込もうとする事でしょう。好評価を得たいはずですしその為に聴き込んだのですから。

結果として「形式的に希望は入っているがまとまりに欠ける総花的仕上がり」や「希望をかい摘み反映しただけの完成度の未熟な案」に終始してしまう事はよくみられる光景。

また内容的には網羅していても予算を大きくオーバー等と言うのも問題外。これ迄の住宅ローンの算段が無意味になってしまいます。

そして間取り図を何度も何度も修正を加えている内に何が何だか解らなくなり「もう疲れた」と・・・

これではせっかくの家づくりに後悔を残してしまいます。また、図面上では気付かなかったけれども新築完成後、入居してみたらアレコレ気になる事だらけという失敗談にはなりたくありません。

 

⬜︎  どうすれば良い?     

この様な失敗談を避ける為にはどの様にすればよかったのでしょうか?

ヒアリングのみを手掛かりとする難しさに加えて、先に申しました「土地に間取りを合わせる」作業の不備がこの様な失敗の大きな要因となっている可能性を疑ってみると宜しいでしょう。

土地の状態は不変で変えようが無く、その前提の上にしか成り立ちませんので、建て主からのヒアリングと同等かそれ以上に建築地の観察が不可欠なのは先程触れた通りです。

私の住宅コンサルタントとしての経験上、ご相談を受けた時点で間取り図作成が上手く進まず混乱に陥ってしまっているケースの多くの原因がここにあります。

相談先のプランナーが十分な敷地観察を怠っていたり、敷地情報をプランニングに反映させていないケースです。

そしてそれは直ぐに検証できます。

. 敷地分析の報告がなされたか

. 敷地状況がプランニングの前提条件とされているか

ハウスメーカーへの家づくり相談の流れのなかで「敷地調査」という言葉を聞いた方がいるかもしれません。既に土地探しを終え、建築地の準備が整っている方であれば尚更です。

趣旨としては、「新築するのには電気・ガス・水道の設備や、付近の建築法規、敷地寸法といった建築地の状況が大切なので、まずはこれの調査から始めましょう」といったオススメです。

これは確かに必要性があり事前に調べておくべき内容です。

ただ、問題は実施方法です。

この様な調査を実施するのは多くの場合、外注の測量士さん。そのデータを元に作成された「敷地報告書」を営業マンやプランナーが説明するのですが、内容はいたって形式的で

「水道管は20㎜でガス管はココです。道路の幅は6m、敷地は東西13m南北14m、第1種住居地域で・・・」専門用語の羅列に

「はあ、そうですか・・・・」と盛り上がらない空気を察してか早々に説明を切り上げ

「早速間取り図をご覧下さい!!」

という流れはありがちなパターンです。

要するに建築地の外面的な部分はなぞっているのですが、土地の長所短所といった肝心の「分析」がなされていない為、それら情報をプランニングの過程で間取りに反映させる流れが活かされていないのです。

その結果、先の様に表面をなぞるだけで分析に踏み込まない敷地報告がなされ、完成した間取り図の説明も前段で触れた「ヒアリング」との照合のみに終始し、本来解説すべき

① 敷地状況から読み取れる長所短所の見解

長所を活かし短所を相殺するアイデア

その場合にどの様な間取りレイアウトが考えられるか

ご希望と③の整合性を整理

といった部分には及ばず終いとなり、完成した間取り図も先に問題としたヒアリングのみを手掛かりとしたプランニングとなる為、完成度の点でチョット・・・という事になってしまうのです。

 

⬜︎  誰に相談すべきか?             

私の面識のあるプランナーの方で一流だなと思わせる方はこの部分を絶対に外しません。逆に「なんだコレ」と思ってしまう様な間取りの作者は物の見事に外しているようです。

住宅ローンでも土地探しでも感覚頼りでの検討は失敗のリスクと背中合わせです

しっかりとした根拠の元に判断を積み重ねていくべきという点では間取り図作成も一緒。

間取り図作成の根拠になるものが敷地の状態という事です。

相談先のハウスメーカーや工務店のプランナーの敷地に対する分析、きちんと手順を踏んでいるかは説明を聞いていれば直ぐわかります。注目してみましょう。

次の流れはいよいよハウスメーカー選びが控えてます。

住宅購入を誰に相談し何から始めるか?進め方講座⑤ ハウスメーカー選び編

その前にしっかりとした判断材料となる計画案を揃えておきたいですね。

但し、「見極められるかな? 自分でも大丈夫かな?」とご不安の方には住宅コンサルタントにご相談してみませんか。

パートナーズライフプランニングは住宅ローンから土地探し、間取りづくりもトータルサポートする住宅購入の相談窓口です。

販売者からの視点では無く皆様の相談役として住宅ローンから始まる全てのテーマをワンストップで対応いたしますので家づくりの取り組みが途切れる事なく安心です。

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初回ご相談は無料ですのでお気軽にお問い合わせください。

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