明日9/13はファイナンシャルプランニング技能士の資格試験日のようです。

3級の資格取得から始まり2級、1級とスキルアップしていく各段階の試験です。

秋は他にも住宅関連だと宅地建物取引士やインテリアコーディネーター等資格試験の季節でもあります。

私もどの資格試験前も独特の緊張感があった事を思い出されます。

受験者の皆さんには頑張って欲しいものです。

さて、この資格というものに対しどんなイメージをお持ちですか?これまで接点のあったハウスメーカーや不動産会社、生命保険の営業マン氏の名刺に記載されている保有資格が目に止まった事もあるでしょう。

 

業務独占資格と名称独占資格

「難しい資格/取りやすい資格」「国家資格/民間資格」等、対での分類が思い浮かぶかもしれませんが、「業務独占資格」と「名称独占資格」という分類をお聴きになった事がありますか?

業務独占資格:特定の業務に従事するのに必要な資格

名称独占資格:資格取得者が名乗る事が出来る資格

要約しますと業務独占資格は予め指定された特定業務は資格(免許)取得者のみが従事でき、それ以外の者の従事が禁止されている資格の事で、宅地建物取引士はこれにあたります。不動産売買契約を結ぶ際に買主に対して行うと義務付けられてる重要事項説明は宅地建物取引士が資格証明示の上実施する事等定められております。

また。名称独占資格はこれの取得を業務の条件とされているものは特に無いのですが、一定の知識を有している事を誇示するので取得している者のみが表示することを許され、未取得者はこれを名乗る事は出来ません。ファイナンシャルプランニング技能士はこれにあたります。

住宅購入関連の仕事に置き換えますと、例えば不動産会社やハウスメーカー営業マンが土地販売をする際、当然不動産売買契約書を締結し取引が成立しますが、その締結前に前述の重要事項説明を宅地建物取引士が実施する事を宅地建物取引業法で義務付けています。したがって宅地建物取引士の資格を持たない営業マンは自らこの業務を行えず同僚上司などの有資格者から手助けを必要とします。

これは土地売買取引に限らず新築建売住宅や中古住宅、新築中古のマンション販売の場合も同様です。

その業務を自ら履行するには宅地建物取引士資格取得は大いに意義ある存在になっています。

これに対しファイナンシャルプランニング技能士は資格の有無が直接的に業務範囲の制限には繋がりませんが、営業行為の付加価値として2つの効果が期待できます。

・有資格者である事を表示する事で信頼を得る

・資格取得で得た知識を相談提案業務で活用し信頼を得る

つまり業務上絶対に必要では無いが仕事がし易くなる、仕事の質が向上する事を期待して資格取得を目指すといったところでしょうか。

資格の性質

なんとなく資格取得試験といえば難易度の話に始まり「落ちそう」「今回で何回目の受験」等、合否に関わる話題が出てくる事が常ですが、先の両資格は試験への臨み方の意味合いも少々異なるかもしれません。

試験は合否の結果がまずは第一義です。不合格では元も子もありません。

特に業務独占資格はギリギリであろうがなんであろうが合格が必須目標ですし目的が果たせます

これに対し名称独占資格は「知識」そのものの取得がその目的であり、資格取得はその一定の成果の証という事になります。

有資格者を名乗る事で相手方に「知識が有るのだな」という期待、評価を懐かせる、またその知識を利用して付加価値のあるサービスが提供できる、そのいずれも一定以上の知識を所有している事が前提であり、その証が有資格者として表されるのでしょう。

ここが両資格に向き合う大きな性質の違いではないでしょうか。

例えば宅地建物取引士はたとえ合格最低点でも合格し登録・資格証が交付されれば直ぐに業務開始で目的成就となりますが、ファイナンシャルプランニング技能士は合格し名刺に書き込む等表示をした先にその成果が「試される」のです。

どういう事かと申しますと1級ファイナンシャルプランニング技能士試験の場合、1次の筆記試験合格後、2次の面接試験と2回の試験で選考されるのですが、まず1次試験合格要件は60%の正解得点(100点満点なら60点)となってます。

一見すると「60点なら楽勝じゃない」と思えるかもしれませんが中々の難問で(少なくともに私は)私の受験時の合格率は8%程度でした。90%以上の人が60点未満なのですから結構なものでしょう。

その中で合格するのはスゴイとも言えるかもしれませんが、冷めた目で見ると合格してもギリギリじゃ4割も知らない事を残してしまっているという事になります。

つまり「なんとかギリギリでも受かればいいや」で合格するや周囲は自分を「知っている人」として接し、話に耳を傾けてくれます(それが目的の資格ですから)。しかしギリギリ合格では4割も応じきれない部分を残してしまっているのです。

その資格のスキルを基礎に仕事をしようとすればその4割は恐怖なはず。

だって相談を受けても「案外詳しくないのね」「それ知らないんだ」なんて思われたら・・・。

かといって知ってるフリはもっと最悪!

だからこそ資格取得後成果が「試される」ので有れば、目指す場所は合格以上にどこまで深く入り込むか!

私の資格に対する考え方、取り組み方はそんな位置付けです。

因みにインテリアコーディネーター資格は「技能検定」と分類され一定の技能を習得した証として合格者に与えられますが、未保有者がこれを名乗ることは禁止されておりませんのでインテリアコーディネーターを名乗る人が皆有資格者という訳ではありません。位置付けとしてはこの資格も「知識」取得を目的とした資格ですがここがちょっと違います。

皆さんも住宅購入や不動産、生命保険と様々な業種の営業マンやコンサルタントの方々と出会い仕事の相談や依頼をする際、資格の肩書きだけで評価をするのでは無く、真の力量を「試して」みては如何でしょうか?

過分な期待で後でガッカリも残念ですし、反対に想像以上にスキルの懐が深ければご自身にとって強力なブレーンとなってもられえるかもしれません。

昔話になりますが、私もメジャーな資格に限れば遥か昔ハウスメーカー営業マン時代に宅地建物取引士(当時は宅地建物取引主任者)から始まりファイナンシャルプランニング技能士を3級→2級→1級、インテリアコーディネーターと取得する間、スキルの向上と共に現在のコンサルタント業を開業し今に至っておりますが、試験に至る勉強期間は「ギリギリ」は絶対にイヤでどの資格もかなりストイックに取り組みましたね。もちろん全部1発合格!!(自慢話のお付き合い有難うございます)

年月は経ってもこの時期になると思い出します。当時のテキストは私のバイブルですので今だに読み返すと、理解不足の知識を発見したり生涯勉強ですね。

是非コンサルタントとしての私のスキルもお試しください。期待にお応えできる様に常に準備致しております。

今回は資格のあらましと考え方についてお付き合いいただきました。