間取り図だけではイメージ不足? そんな時は立体作図を作成しよう

間取りを色々考えるのは家づくりの中で夢のある楽しみなテーマですね。

おしゃれな家にする為の工夫を凝らし、素敵なインテリアやかっこいい外観の家を実現したい所ですが間取り図からのイメージって結構難しくありませんか?

相談先のハウスメーカーで新築注文住宅を検討する際、打ち合わせで作成される間取り図は、間取りそのものが描かれた平面図が中心だと思います。

それに加えて外観立面図や内観パースが添付されているかもしれませんが、相談打ち合わせは平面間取り図を中心に進められるはずです。

新築注文住宅は、この間取り案をどの様に企画していくかが重要ですが、打ち合わせで作成された間取り図での説明を受けても出来上がりの姿がイメージ出来ない事がありませんか?

それは室内であれば収納の内部、リビング階段と吹き抜けのイメージ、キッチン前カウンターの状態等々であったり、外観であれば四方が平面的に描かれているものを立体に置き換えてイメージするのは手馴れていませんと中々難しいものです。

ここがオーダーメードの新築注文住宅での家づくりの難しさでも有ります。

そこで平面で描かれた間取り図を立体的描写に置き換えて作成してもらえれば理解も深まるはずです。

昨今はハウスメーカーによっては設計CADソフトを使い立体的描写の資料提供に努めている会社もありますが細部の表現となると精度はまちまちで、全体の雰囲気は確認する程度の運用に止まったり、おしゃれな家の打ち合わせに必要となる細部の描写となると、設定外等必ずしも万能ではありません。

特におしゃれな家やかっこいい家のツボの部分は細部の工夫に関わるものも多々出て参りますので、「こんな案、あんな案」「ここはおしゃれに見せる為こういう風にして」と打ち合わせの最中にもなると、その場でサッと作図した方が遥かに手軽にイメージ出来て便利な事もでてきます。

いずれにしても、平面的な間取り図に加えて立体感が想像できる図が有れば理解がより深まるのは確かです。

但し間取り図を立体描写で作図するのにはいくつかの描き方があり、それぞれで見え方も特徴があります。

当然理解のし易さも使い方で変わってきます。

どんな描き方があるのか覚えておくと打ち合わせ時にちょっと便利かもしれません。

建物の外観図を題材にいくつかの作図方法を見てみましょう


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新築注文住宅の相談先別メリット・デメリット

● 展開図・立面図

下図の様に建物を四方正面から見た状態を表した図です。

間取り図のみでは知る事ができない外観の状態が確認できます。

例えば窓がどの位置にどんな形状サイズで外観デザインがどの様になるのかが把握でき、その結果全体のバランスをみながらかっこいい家にするにはどうすればいいかという事も検討しやすくなりますし、屋根形状等間取り図では得られない情報が確認できます。

しかし、欠点としてはあくまでも平面的な描写の為、真に立体的な状態把握には限界があります。

上の図の様に陰影描写を加筆するなどの工夫で多少の対策は打てますが、立体的に建ち上がった外観を細かにイメージするには少々慣れを必要とするかもしれません。

通常新築注文住宅の建物設計図は間取り図である平面図とこの立面図が基本となります。

外観立面図

 

● パース・透視図

前述の立面図の立体描写を補う用途でよく使われるのがこのパースです。

立面図では表現出来ない遠近感の描写が加わり、建物外観(物体)をより立体的に捉える事が出来ます

家づくりの場面では建物外観や室内の立体空間の説明資料として平面図、立面図に加えられる事があり、立体イメージがつかめない場合はプランナーに作成をリクエストすると宜しいでしょう。

また遠近感を加え実際に目視している状態に近くリアルに表現されるので、図の様に付属物も加えて描写するとその効果がより高まります。

間取り図 外観パース おしゃれな家づくり
外観パース

また、視点の当て方も左右上下方向いずれからも描けますので、おしゃれな家、かっこいい家とこだわりの家づくりを目指す方には間取り図に加え作成は必須と言えましょう。

外観だけではなく、室内のインテリアデザインを検討する際もとても便利です。

但し、各部の寸法、配置を正確にパースから読み取る事は出来ず、平面図、立面図を備えた上で用意する図面である事は注意しましょう。

 

● キャビネット図

パースは建物外観や室内の立体的状態を把握するのには非常に有効なのですが、その図のみでは寸法把握が出来ない事に加え、即席での作成は時にちょっとだけ面倒な事が有ります。

例えば間取り図打ち合わせの最中にササっと状態を知りたい時等、更に簡易的で寸法把握も可能な状態で描くのに便利なのがキャビネット図です。

外観キャビネット図

パースの様に2面が描かれますので立面図よりは奥行き方向の状態把握がし易くなります。

欠点としては寸法が忠実に反映されている為、ややリアル感に欠け(パースは遠い位置程小さく描く)、正面に対して側面はやや見辛く、デザイン上2面からのビューをテーマにしなければならない場合は少々不向きです。

収納の内部や家具打ち合わせ等には便利な描写方法です。

 

アイソメ図

基本的な特徴はキャビネット図同様で、作成が比較的容易で寸法に忠実な立体的描写が可能です。

外観アイソメ図

但しキャビネット図と比較しますと、左図の様に2面を同等に描きますのでより自然に見えます。

上から見下ろす様な視点で描かれますので、左図の屋根を外して描き室内を上方から立体的に表現した鳥瞰図に用いる等工夫する事で、平面的な間取り図よりも立体的に、かつパースよりも広範囲に室内空間のを把握するのにも便利です。

例えばリビング階段に併せた吹き抜け空間等、お部屋をおしゃれに仕上げるインテリアデザインを検討する場面での作成にも活躍するはずです。

 

さて今回は新築注文住宅の間取り図打ち合わせ時に、平面的作成図面だけではイメージし難い立体的読み取りをする為に便利ないくつかの作図方法を見てきました。

間取り打ち合わせの際起こりがちな失敗事例のひとつに「イメージを勘違いしていた」というものがあります。間取り図だけを見て「てっきりこうなると思っていた」のに新築完了後出来上がりを見てみたら想像と違い失敗に気付くという後悔は避けたいものです。

そんな不安解消の為にもプランナーとの意思の疎通は大切です。

特におしゃれな家やかっこいい家等、空間を素敵に設えていくのにはこのあたりは重要なテーマですね。

間取り打ち合わせ時にイメージしにくい部分があれば「ここをキャビネット図で書いて下さい」等と相談したり、各作図の特徴を知っていれば精度がより高まるかもしれません。

パートナーズライフプランニングの「マイホーム購入サポート」コンサルティングでは、皆様から頂く間取りのご相談にも今回ご紹介の作図を活用しながら素敵な間取り案を作成し、ご希望のハウスメーカーに持ち込むお手伝いを致します。

勿論、間取り図作成にあたっては住宅ローン始めとした住宅資金計画、土地探しも含めトータルでサポート。ハウスメーカーとの打ち合わせにも同席しますので家づくりの知識にご不安がある方もご心配無く取り組んでいただけます。

こちらもご覧ください新築時の失敗や後悔を避けるには? 住宅コンサルタントの活用法

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この記事の監修<br>パートナーズライフプランニング<br>代表 栗山 琢磨

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パートナーズライフプランニング
代表 栗山 琢磨

仙台で生まれ育ち、大手ハウスメーカー・外資系生命保険会社勤務を通じて得た住宅・不動産・ライフプランの豊富な実務経験と専門資格のスキルをベースに2011年起業。

住宅コンサルタント・家計設計コンサルタントとして相談対応域は住宅ローン・土地探し・間取りづくり・ハウスメーカー選びといった住宅購入相談から学資や老後の資金準備・生命保険相談と皆様のライフプラン全域をカバー。

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この記事の監修<br>パートナーズライフプランニング<br>代表 栗山 琢磨

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