住宅購入時の情報収集 それで大丈夫?

住宅購入は多くの方が初めての経験です。

住宅ローン、土地探し、ハウスメーカー選び、新築注文住宅であれば間取りづくりと、マイホーム計画には検討作業が目白押し。

何から始めるか?何をすべきか?進め方は?と不安な事だらけなはず。

そして不安の根本をたどると、多くの方が家づくりに関する情報不足な現状に行き着くのではないでしょうか。

初めての経験という事はそれまでの経験値を活かした計画実施など叶いません。

多くの方が、漠然とした計画の流れのイメージや、理想や、不安が混沌としたところからのマイホーム計画開始となっているはずです。

そうなりますと、まずは情報不足の状態解消が先決!

皆さん情報収集に奔走することになります。

では・・・・

どこから情報を集めましょう?

「ネット情報」「職場の新築した同僚」「親や親戚」「住宅展示場の営業マン」

といった先が主だったところでしょうか。

ネット検索をすれば情報は溢れていますし、周囲の人からの情報収集は住宅購入経験者ならではのレアな情報に触れる機会もあるかもしれません。

とにかくマイホーム計画に関わる情報を片っ端から集めねばと皆さん一生懸命です。

でも・・・・

それらの先から得た情報「量」は作業量に比例して増加していきますが「質」はいかばかりでしょうか?

言うまでもなく情報収集の本分は「量」では無く「質」にあります。

いかに沢山の情報を集めても、「事実と相違する」「事実ではあるが活用頻度が低い」類に属するものばかりであれば、せっかく集めた情報も意味を成さないものになってしまいます。

「情報」は集める事が目的では無く、「判断」をする為の手段に過ぎません。

ここをウッカリ情報収集が目的化してしまうと、動けば動いた分だけ情報は集まってくるのですが、その状態で手元に集積された情報の質はどうでしょう?

一般的に価値の高い情報ほど接する機会は希少であり、価値の低い情報ほど容易にアクセス出来るものです。

つまり、無作為に集めた情報の質はおのずと価値の低い情報で満たされてしまうという事。

その状態で片っ端から集めた情報を判断材料に用いてしまえば、適正な判断など導きようがありません。

「噂」の類と専門的分析を加えた情報を同列に扱ってしまうという事ですから・・・・。

「〇〇らしい」「誰々が良かったと言っていた」「普通は△△でしょう」「私が新築した時は…」

これは私見や噂に属する主観情報であり、普遍的出来事かレアケースに属するのか、はたまた無根拠な話なのか判別できません。

一例あげてみましょう。

新築しようと家づくりの検討を進め、あるハウスメーカーから見積書を提示されたとします。

そこで以前に同じ様な家を新築した先輩同僚氏に相談をしました。

「〇〇ハウスの新築見積もり出たらこんな金額だったんです」

「それ高すぎるよ!ウチはそんなにしなかったもん」

こんなやりとり、よく耳にする話です。

両親に相談し、「金額が高すぎる。身の丈に合った家にしなさい」とたしなめられるケースも同様です。

こんな意見(情報)に接すれば

「予算内ではあるけど、やっぱりこの金額は高すぎるのかな」

なんとなく不安になり

「他にもっと安いハウスメーカー探した方が良いかも」

と、家づくりは振り出しに・・・・。

よく目にする光景です。

このやりとりの問題はどこにあるのでしょうか?

周囲の話に耳を傾けた事?

違います。

客観性の存在確認が成されたか否かがポイントなのです。

本当に割高であったり、不相応に高価なものであれば再考のキッカケと成り得る有益情報ですが、無作為に集めた情報の多くは情報提供者の経験談や小耳に挟んだ間接的話題を元にしています。

これでは客観性を伴っているとは言えません。

それでは客観性を持つ情報とはどの様なものでしょうか?

ちょっと右図をご覧ください。

これは国土交通省建築着工統計の木造居住専用住宅における工事費を面積で除し、平成期以降の各年平均を坪単価化したグラフです。

長期にわたり断続的に平均坪単価が上昇し続け、過去最高値を更新中となっている事が確認できると思います。

つまりここ数年前に新築した方々や、まして平成初期の建築コストと比較したとしても高額になるのは寧ろ当然。

得た意見をそのまま情報として扱うのではなく、当時の価格にこのデータから読み取れる上昇率を乗じれば、初めて参考値としての価値が生まれるのではないでしょうか。

 

情報収集で大切な事は入手した情報の選別が第一です。

ソースが明らかでない情報を判断材料に用いる事は極力避けるべきでしょう。

これは営業マンの話も一緒です。

単なるセールストークなのか専門性を帯びた有益情報かを見分けるには客観性の存在確認が必須。

「どうしてそうなるのか?」

について踏み込んだ説明を伴っているかを注意深く観察するべきでしょう。

 

「自分達でできるかな?」とご不安の皆さん。

それよりもっと確実に住宅購入に関わる有益な情報を求める方法があります。

専門家の活用です。

住宅コンサルタントに相談してみてはいかがでしょうか。

パートナーズライフプランニングは皆さんの家づくりをトータルサポートする相談窓口。

住宅ローン始めとした住宅資金計画から、土地探し、間取り図作成、ハウスメーカー選びと、専門的情報を解りやすくお伝えしながらワンストップでお手伝いいたします。

皆さんの一大プロジェクトである家づくりを専門家のサポートを得ながら進めてみませんか。

コンサルティングの概要は下の記事をご覧下さい。

新築時の失敗や後悔を避けるには? 住宅コンサルタントの活用法

初回ご相談は無料となっております。

お気軽にお問い合わせください。

出典:国土交通省 建築着工統計報告

 

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この記事の監修<br>パートナーズライフプランニング<br>代表 栗山 琢磨

この記事の監修
パートナーズライフプランニング
代表 栗山 琢磨

仙台で生まれ育ち、大手ハウスメーカー・外資系生命保険会社勤務を通じて得た住宅・不動産・ライフプランの豊富な実務経験と専門資格のスキルをベースに2011年起業。

住宅コンサルタント・家計設計コンサルタントとして相談対応域は住宅ローン・土地探し・間取りづくり・ハウスメーカー選びといった住宅購入相談から学資や老後の資金準備・生命保険相談と皆様のライフプラン全域をカバー。

各テーマの仕組み・課題を解り易く解説。

仙台を中心に貴家の頼れるコンサルタントとしてお手伝いいたします。

・1級ファイナンシャルプランニング技能士
・トータルライフコンサルタント(生命保険協会認定FP)
・宅地建物取引士
・インテリアコーディネーター

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この記事の監修<br>パートナーズライフプランニング<br>代表 栗山 琢磨

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パートナーズライフプランニング
代表 栗山 琢磨

仙台で生まれ育ち、大手ハウスメーカー・外資系生命保険会社勤務を通じて得た住宅・不動産・ライフプランの豊富な実務経験と専門資格のスキルをベースに2011年起業。

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