失敗しないライフプランの資金準備術

ライフプランと言うと何が思い浮かびますか?

マイホーム計画や住宅ローン返済、子供の教育資金や老後資金の準備、生命保険の備え・・・。

人生の流れで大きな課題をどの様にして備えるかがライフプランのテーマです。

ご家庭内で相談しながら失敗の無い様に対策を講じているのでしょうが、その課題への備えは資金的な準備事が中心となります。

その中でも多くの方が「貯蓄」を具体的資金準備の手段として備える課題が、お子様の「学資金」「老後資金」の準備ではないでしょうか。

お子様が成長し大学進学時の教育費支出に備える目的であったり、お仕事を定年退職した後の年金以外の老後生活費を支える準備として、支出の増加や、収入の減少を予め見越して貯めておこうと言う事です。

どちらもある程度のまとまった金額を必要とする点が共通しており、計画的に準備するに越した事がないのは言うまでもありません。

計画的というからには「余裕のある時に随時貯めよう」というやり方では貯蓄の効果は中々上がりません。

他の生活支出、住宅ローンの返済額を考慮しても充分継続可能な額を継続的に積み立てていくのが最も効果的なのはおそらく皆さんご存知のところでしょう。

問題はどの様な手段でそれを実施するかです。

近年極めて低金利な状態が続いております。

少しでも効率良く蓄財を試みるには金利の上乗せは望みにくく厳しい環境ですね。

その様な中、イデコやNISA、諸々の投資信託へのご相談が近年増えております。

周囲の方々から情報を耳にしたり、職場での案内がきっかけで関心を持たれている様です。

ご相談いただく際の印象としては、通常の銀行預金での貯蓄と比較した場合、やはり「リスク」の存在が気になり不安を感じる方がいる一方で、その「リターン」を期待し非常に前向きに捉える方も一定数おり、2分化されています。

現状の金利情勢で運用益の効果を期待すればおのずと運用先は株式や外国為替といった金融商品が関わって参ります。

普段からこの様な金融商品に馴染みのない方には、これを採用した場合のプラス効果よりも失敗した場合の損失への不安の方が先立つのは無理もありません。

将来のライフプランの為に策を講じたのにライフプランの重荷になってしまう事を恐れるのでしょう。

一方でポジティブに受けとめる方はこの超低金利の世の中では、この様な手段を選択しない限り効果を上げる方法は他に存在しないという認識に加え、特に近年の株価推移を見た場合に株高の恩恵を享受したいという所が出発点になっている様です。

勿論、どちらも個々の判断の是非を論じるものでは無く、各々の考えに副って実施すべきものなのですが、双方の意見に多くの場合、「リスク」への認識が不充分なままただひたすら距離を置いてみたり、前のめり気味に過大評価している姿が見受けられます。

この様なスタンスで「リスク」と向き合えば、その評価は「感覚的」となり、実態とは異なる姿で「判断」の材料としてしまう懸念が生じます。

この感覚的判断が失敗の元になりかねないのです。

リスク=危険というニュアンスで表現される事が日常多い様ですが、リスクとは正しくは「不確実性」であり、「必ずこうなる」とは言えない状態がその正体。

またその様な存在が故に感覚的に評価されるという扱いが多用されてしまいます。

対象が不確実性の議論という事はその姿を捉える事が困難だからでしょう。

しかしながら、感覚的なリスク評価は、時に冷静な判断の阻害要因ともなり、定量的な評価に置き換える必要がある事、その方法については前回のコラムでお話したところです。

ファイナンシャルプランナー的リスクのお話

リスクとリターンを定量的に評価し、資金運用の目的に対してそれらが充分に釣り合いが取れているかを検討した上での判断がベストだと言う事です。

リスクの偏差が大きく、貯めた資金の使用目的に支障を及ぼす危険がある場合は、その運用方法は見合わせた方が賢明かもしれませんが、誤差と呼べる範囲に止まるのであれば過剰に不安を感じる必要は薄いという事もいえましょう。

例を挙げてみます。

ライフプランの目的でお子様の大学就学時の学資金の準備に200万円が必要だと考えたとしましょう。

その目的に対しある金融商品を勧められ、先の要領でリスク評価した結果、積立の効果が

「資源国の外国株式で運用:リターンは最大で150%で300万円、リスクは最悪50%で100万円」

この様な状態だったとした場合いかがでしょう?

リターンが最大であれば勿論良いのでしょうが、最悪の場合はどうでしょう。

目的を半分しか果たす事が出来ず、場合によっては進路にも影響を及ぼしかねません。

ライフプラン上の課題が生じてしまいます。

これとは別に旅行の積立て目的ならどうでしょうか?

「一発当たればヨーロッパ旅行!運が悪ければ国内でどこか選ぼう」

この様な余裕資金の運用であればこの様な選択も有りかもしれません。

リスクとリターンを定量的に評価し運用目的に適った方法かを判断出来ればミスマッチを防げます。

 

さて、後は具体的なリスク測定の実践ですが、これはコンサルティングの中でお話いたしましょう。

パートナーズライフプランニングの「家計設計サポート」コンサルティングは皆さんの安心できるライフプランの備えをお手伝いいたします。

いたずらにリスクを不安視し、効率良い資金準備の機会を避けてしまっては勿体無い話ですし、周囲がやっているからと無防備な状態で臨むわけにも参りません。

いずれにしても失敗は避けたいものです。

1級ファイナンシャルプランニング技能士の私、栗山が最良なライフプラン構築のお手伝いをいたします。

初回ご相談は無料となっております。

お気軽にお問い合わせください。

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この記事の監修<br>パートナーズライフプランニング<br>代表 栗山 琢磨

この記事の監修
パートナーズライフプランニング
代表 栗山 琢磨

仙台で生まれ育ち、大手ハウスメーカー・外資系生命保険会社勤務を通じて得た住宅・不動産・ライフプランの豊富な実務経験と専門資格のスキルをベースに2011年起業。

住宅コンサルタント・家計設計コンサルタントとして相談対応域は住宅ローン・土地探し・間取りづくり・ハウスメーカー選びといった住宅購入相談から学資や老後の資金準備・生命保険相談と皆様のライフプラン全域をカバー。

各テーマの仕組み・課題を解り易く解説。

仙台を中心に貴家の頼れるコンサルタントとしてお手伝いいたします。

・1級ファイナンシャルプランニング技能士
・トータルライフコンサルタント(生命保険協会認定FP)
・宅地建物取引士
・インテリアコーディネーター

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この記事の監修<br>パートナーズライフプランニング<br>代表 栗山 琢磨

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パートナーズライフプランニング
代表 栗山 琢磨

仙台で生まれ育ち、大手ハウスメーカー・外資系生命保険会社勤務を通じて得た住宅・不動産・ライフプランの豊富な実務経験と専門資格のスキルをベースに2011年起業。

住宅コンサルタント・家計設計コンサルタントとして相談対応域は住宅ローン・土地探し・間取りづくり・ハウスメーカー選びといった住宅購入相談から学資や老後の資金準備・生命保険相談と皆様のライフプラン全域をカバー。

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