ハウスメーカー選び前に知る営業テクニックの裏① 家づくりの流れスケジュール表

ハウスメーカー選びって中々大変ですよね。

仙台はハウスメーカー激戦区、仙台外のハウスメーカーも数多く参入してます。

マイホーム計画を開始した当初は、住宅展示場見学で色々なおしゃれな間取りやかっこいい外観の新築住宅の候補をたくさん見ておけば素敵なマイホームが選べるかもしれない、と住宅展示場見学を楽しんでたものの、段々と家づくりが現実味を帯びてくると楽しみばかりでは無くマイホーム計画の流れやハウスメーカー選びの方法がよく解らずに悩んでしまう場面も出てくるのではないでしょうか。

「誰に相談したら、何から始めたら良いのだろうか?流れが分からない」

「住宅購入資金の住宅ローン返済と借入額の関係」

「予算的にどの辺りに土地探し出来るだろう」

「〇〇ハウスは自社商品の住宅性能が最高ランクだと言っていた」

「間取りをどうすれば良いか分からないから間取り図を色々集めようか」

「△△ホームの新築注文住宅の家はおしゃれな家で自分好み」

「今月契約なら特別価格で大きな値引きが出来ると営業マンが言っていた」

家づくりの根本に関する情報とハウスメーカー関連情報が混在して、相談を重ねれば重ねる程、解決するどころか悩みが深くなってしまう経験をお持ちの方は意外に多いものです。

仙台の様なハウスメーカー激戦区ともなると大手ハウスメーカーから地場工務店まで見込みのあるお客様を逃すまいと必死で食らいついて来ますのでセールス攻勢の流れに疲れ切ってしまい

「もう家づくりから逃れたい」という気持ちになってしまう事も・・・。

マンションなど様々な住宅購入の中でも新築一戸建ては住宅資金だけでなく間取りづくり等検討するべき事がたくさんありますから・・・。

せっかくのマイホーム計画が負担になってしまっては残念です。

でも、ハウスメーカーは数多くあれども「営業手法」は案外各社似た様なスタイルが多いものです。

事前にその辺りを知っておけば皆さんのペースでじっくりと家づくりに取り組むのに役立つ事にもなるでしょう。

そこでハウスメーカー選びで押さえておきたい相談、打ち合わせ時に注意したい営業テクニックの裏側を3回に分けて取り上げてみたいと思います。

今回のテーマは「スケジュール表」です。

⬜︎  スケジュール表登場まで   

マイホーム計画を進めるにあたって「何から始めたら良いか」「何をしたら良いか」進め方の答えを持って検討作業を進められる方は極々少数派。

多くの方々はどのような手順で家づくりを進めれば素敵なマイホーム完成にこぎつけるのか「家づくりの流れ」の術自体を探しながらの計画開始となってしまう事でしょう。

過去に新築経験のある方は滅多な事ではいらっしゃいませんから・・・。

とは申しましても家づくりの全てを手探りで進めるのでは大変ですから相談相手がいれば心強いはず。

「誰に相談しようか?」そこで多くの方は相談先としてハウスメーカーの営業マンを選ぶのではないでしょうか。

当然彼らはマイホーム計画を専門的に扱い、数多く有る住宅展示場を介せば営業マンとの接触は容易な訳ですから、相談先として選びやすい存在といえるのでしょう。

その上で具体的相談の場面では「どのようにして家づくりを進めていくべきか」に当然話が及びます。

それを話題とした打ち合わせでよく登場するのが、今回のテーマ「新築スケジュール表」なのです。

これは新築計画の開始から完成までの流れに合わせた作業イベントをフローチャートで表したもので、

「新築完成までのどんな作業をどのタイミングで行うのか流れが一目瞭然で把握できます」

とのアナウンスとともに予定日が書き込める仕立てになっております。

確かに新築の流れや何をすべきかも分からず不安を抱える皆さんには、今後成すべき家づくりの流れの手引きとして参考になるものと映ることでしょう。

このスケジュール表が打ち合わせに登場するタイミングは営業マンにより様々で、住宅展示場で初めて会ったその日に早速お目見えもあれば、間取りや見積もり書が出てくる頃の場合もありですが、いずれも登場のお題目は「家づくりの流れ」のご案内です。

でも単なる流れのご案内では無くスケジュール表活用の意図は違ったところにもあるのです。

 

⬜︎   スケジュール表の思惑は?   

各ハウスメーカーの新築スケジュール表をよくご覧になると次の様な仕立てに気付くはずです。

契約前のイベント項目 契約後のイベント項目

ハウスメーカーとの契約前後のイベント項目を比較すると契約を界にその後の家づくり作業イベントの方が盛りだくさんに記載されているのではないでしょうか。

どういう事かお分かりになりますか?

ハウスメーカー頼りのマイホーム計画立案となると、家づくりの流れやペースはどうしてもハウスメーカー主導になります。「まずこれをやりましょう」「次はこれです」という具合です。

その様な環境で相談打ち合わせを進め、間取り図の提案を受け見積もりの提示を受ける頃になると、このスケジュール表を傍らに置きながら

「そろそろ契約どうですか?契約後の作業は沢山あり新築完成はどんどん遅れてしまいます」

「注文住宅は契約後打ち合わせが一番大事な打ち合わせです。こんなに決める事が有ります」

「ここでゆっくりしてたら新築完成まで打ち合わせに時間がいくら有っても足りませんよ」

「住宅ローンも間取りも契約後はこんなにタップリとご相談に乗る機会があるのですから」

ハウスメーカーとの契約前作業よりも契約後の作業の方が数多く重要であり、そこに時間割くべきだから早く契約した方が良い。という理屈です。

単なる新築計画に必要な作業の流れを案内という趣旨を超え、契約を促す(急かす)為のツールとしてスケージュール表が使われる場面が多く見られるのです。

そもそもこのスケジュール表、マイホーム計画の始まりから完成までに必要なユーザー目線の要検討項目を並べたものというよりは、新築工事上必要な打ち合わせ事項や作業項目等、業務上の必要事項を羅列した性質のものです。

本来皆さんがこの場面で必要とするものは「望ましい家づくりの流れ」の検討方法に関わる情報であり、その点ではでちょっとピントがずれた書式と言えるのではないでしょうか。

しかしながら新築計画関連知識が遥かに優位なハウスメーカー営業マンに定型書式のスケジュール表で流れを解説され妥当性を訴えられると、そういうものかと焦ってしまいそうです。

ハウスメーカー選びや家づくりの打ち合わせに疲れきってしまう方は多いのですが、ただでさえ悩みが解決されない中で、それに焦りまで加わってしまっては疲れてもしまいます。

また反対に、促され契約したものの解説されていた様な頻繁な打ち合わせなど無く、「間取りの確認」「スイッチ・コンセント位置決め」「壁紙・床材の色決め」全部一気に決めさせられ訳が分からなく疲れだけを残して終え、新築完成後に失敗に気付いて後悔してしまう様な残念なお話も出てきてしまいます。

 

⬜︎   家づくりの流れとは   

ここ迄のお話、何が問題かと言うとスケジュール表の使い方の問題ではないでしょうか。

マイホーム計画をトータルで見た場合、ハウスメーカーとの契約前後で検討作業や打ち合わせの重要度に差がある事など無く、家づくりの流れは一本で繋がっています。そのどこかに手続きとしての契約が入り、業者の事業事情に合わせて契約前後に作業を分けているに過ぎません。

スケジュール表の本来の活用法はその業務作業区分の説明資料であり、

契約前はここ迄対応します」

「この様な打ち合わせは契約後に応じます」

「新築工事前から完成までのこの様な手続きを当社は行います」

という取引概要の説明資料としての役割が本分で、実際の打ち合わせ場面で見られる家づくりに必要な検討項目の流れを説明するものとはちょっとニュアンスが違うものだと考えた方が宜しいでしょう。

そもそも家づくりとは

  • 住宅ローンの返済を含む住宅資金計画をどの様に組み立てるか
  • 予算に合わせた納得のゆく土地探し
  • 希望の反映に留まらずアイデアを凝らした間取り案作成
  • 最も有益なハウスメーカーの選考

この様なテーマに基づく検討が基礎となり、これらに不安を残しながら作業を進めても、新築完成後の満足は不確実なものになるだけです。

これら課題の整理・解決を図るのに一番相応しい手順を示し理解を得るのに、このツールの仕立ては果たして相応しいのだろうか?と私には思えます。

営業マンへの相談の中でスケジュール表が打ち合わせに出てきた時には、話に耳を傾けながらも相手の意図をよく観察すると宜しいでしょう。

もし今回お話しした様な流れでこれが取り上げられた場合は、ちょっと考えものです。

そこは冷静に前述の基礎的検討テーマへの「納得が不十分な事」事を伝え「どの様に解決をすべきかの具体的方法」を提示してもらうと良いでしょう。

その上でもまだ作業ベースの話を続ける様では・・・・・。

 

⬜︎  誰に相談するか    

マイホーム計画は皆さんご想像の通り多くの検討作業を必要とします。

但しそれは費やした時間ではなく中身が問題です。

日々お仕事を持ち、生活を営みながら家づくりを進める事は大変な作業です。

乏しい成果で時間だけを費やしていては混乱と疲労だけが溜まってしまい、満足ゆくマイホームの完成はおぼつかなくなってしまいます。

だからこそマイホーム計画初頭の「何から始めたら良いか」から「何をするべきか」といった流れを把握した上で家づくりを進める事が重要なのです。

それを誰に相談するか?

売り手と買い手の関係は互いの信頼関係が重要なのは言うまでもありませんが、根本的な立ち位置は真逆です。

それ故に今回取り上げた様な営業テクニックが散見されるのでしょう。

皆さんの利益に副った相談先があれば安心なのではないでしょうか

そこで住宅購入コンサルタントに相談してみてはいかがでしょうか。

パートナーズライフプランニングは住宅購入に関する専門的サポートを提供する相談窓口です。

「マイホーム購入サポート」は住宅ローンを始めとした住宅資金計画立案に始まり、土地探し、間取り案作成と家づくりに必要な全てをトータルサポートいたしますので、家づくりを何から始めたら良いかお悩みの皆様にもご安心いただけます。

また、マイホーム計画にとって重要なハウスメーカー選びに向け住宅展示場の同行や営業マンとの面談同行を通し理想の会社選び、担当者選びもお手伝いいたします。

どの様に役立つのかご興味のある方は是非初回の無料相談をお試しください。

初回無料相談の記事です

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コンサルの記事です

新築時の失敗や後悔を避けるには? 住宅コンサルタントの活用法

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この記事の監修<br>パートナーズライフプランニング<br>代表 栗山 琢磨

この記事の監修
パートナーズライフプランニング
代表 栗山 琢磨

仙台で生まれ育ち、大手ハウスメーカー・外資系生命保険会社勤務を通じて得た住宅・不動産・ライフプランの豊富な実務経験と専門資格のスキルをベースに2011年起業。

住宅コンサルタント・家計設計コンサルタントとして相談対応域は住宅ローン・土地探し・間取りづくり・ハウスメーカー選びといった住宅購入相談から学資や老後の資金準備・生命保険相談と皆様のライフプラン全域をカバー。

各テーマの仕組み・課題を解り易く解説。

仙台を中心に貴家の頼れるコンサルタントとしてお手伝いいたします。

・1級ファイナンシャルプランニング技能士
・トータルライフコンサルタント(生命保険協会認定FP)
・宅地建物取引士
・インテリアコーディネーター

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この記事の監修<br>パートナーズライフプランニング<br>代表 栗山 琢磨

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パートナーズライフプランニング
代表 栗山 琢磨

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