新築一戸建ての注文住宅と言えば何を連想しますか?

機能的な間取り・おしゃれなインテリア・かっこいい外観と、素敵なマイホームの姿を想像する事でしょう。

でもこだわりの間取りやインテリア、外観の実現はどうすれば良いか?

新築注文住宅はその名の通り、オーダーメードの家づくりですので、建売住宅の様に完成した家の中から気に入ったものを選ぶのとは勝手が違います。

「どこまで希望を伝えないといけないのだろう」と不安になる事はありませんか?

間取りも「LDKをワンルームにして対面キッチン」「部屋数は4LDK」「リビング階段はどうだろう?」「収納は多めに」・・・基本的な部分は決まっているけど間取りの細部までとなるとどうでしょう? 更にはインテリアや外観などデザインまで踏み込むと・・・。

間取りのアイデアを考え出す事は難しくても、作成済みの様々な案を見れば使い勝手のメリット・デメリットを考察する事まではなんとか漕ぎ着けそうです。

でも「おしゃれ」や「かっこいい」といった感性を手掛かりにしそうなインテリアや外観といった家の「デザイン」は何を決め手にすれば良いのか迷ってしまいませんか?

せっかくの新築住宅ですからおしゃれにしようとしても、手探りで進めるのでは失敗しない様にする為にはちょっと心もとないですね。

そんな時にデザインのツボの様なものを知っていれば家づくりがもっと楽しく取り組め、素敵なマイホームが後悔する事なく実現出来そうです。

 

⬜︎  家のデザインとは?    

では、お家のデザインのツボとはどんなものなのでしょう。

その答えはおしゃれな家やかっこいい家というもののアイデアや評価を感性だけに頼らない事です。

ここで言う感性とは感覚に由来した価値判断の事を指しますが、これを軸に思案すると中々実体が見えないので悩んでしまったり、失敗を恐れて不安になるものです。でも実体が見えなければ結局は感覚に頼らざるを得ないというジレンマに陥ります。

結果として感性に任せてデザイン立案を進めてしまうと、その決定根拠は移ろい易く不確実さが伴う事から「上手くいくかもしれないし」「上手くいかないかもしれない」出来上がってみないと判らない状態となってしますので、これは回避したいですね。

だって、皆さんのマイホームは実験場ではありません。新築完成した時に失敗や後悔を残すわけにはいきません。

それでは「おしゃれ」だとか「かっこいい」という言葉で表現されるデザインというものをどの様にして思案すれば宜しいのでしょうか。

答えは感性とは相対的な、論理性を軸に立案作業を進めていく事です。

例えるならば「なんとなく面白そうな案だね」では無く「こう言う理由でおしゃれな家になります」とデザインの根拠を明確化させる事です。

具体的には、家のデザインは内装インテリアや外観等様々な対象が有りますが、基本的には「形」「仕上げ」の2つの要素から成り立ちます。

形とは家の外観形状や室内の空間構成、仕上げとは外壁、室内床・壁等の素材や色柄を指します。

立案プロセスは、まず「形」から着手します。理由は「仕上げ」のインパクトよりも形のインパクトの方が勝るからです。いくらおしゃれな色やかっこいい柄の素材を使っても外観の姿やお部屋の空間が平凡では素敵な家には見えません。

形は間取りに関わってきますので、デザインと間取りとは表裏一体という事になります。

このあたりのお話は以前のコラム「おしゃれな家づくりは難しく無い!! お家のデザインのツボ」でも取り上げましたので併せてご覧下さい。

今回の記事で掘り下げてみたいデザインのツボは「仕上げ」に関してです。

但し一口に仕上げと申しましても色・素材・柄・内装・外観と多岐に渡り、まとまりの無い話になってしまいますので、今回はパッと目に着くけどなんとなく難しそうな「色」に絞ってお話をいたします。

 

⬜︎  とは?      

皆さんは「好きな色は何色ですか?」と聞かれた時どんな色が思い浮かびますか?

赤・青・緑・黄色・ピンク・・・好みは様々でしょう。

家づくりの中でお好みの色を壁紙などインテリア計画に取り入れ、おしゃれな家を実現しようと試みる方も多くいらっしゃいます。

でも、お部屋の中には床や家具、カーテンと様々なインテリア素材が有り、お互いの色の相性や、明るさ暗さのイメージも考えると「本当に好みで選んでしまっておしゃれになるのかな?失敗して後悔するのもイヤだし」と迷ってしまいませんか。

例えば赤・青・黄・緑、4色の選択肢でのインテリアコーディネートを考えてみましょう。

そこで問題です。

①少しでも明るいお部屋にしたい時に4色の中で最適な色は?

②この4色から2つを組み合わせた時に映えるのはどれとどれ?

こんな場面は冒頭に申しました様に「この色かしら?」と感覚で見立てるのでは無く「こうだからこれだね」と選択に裏付けがあった方が確実におしゃれな家に近付けそうではありませんか?

それには色を分析するノウハウが必要ですね。次は色の分析方法、使い方の基本をお話します。

 

1.色相

色の分類には「マンセル表色系」「オストワルト表色系」等いくつかの表記方法が有りますが、「PCCS」が解りやすいと思いますのでPCCSで解説いたします。

色には先程上げました4色以外にも多くの色が存在しますが、いわゆる赤・青・黄・緑等の色味の事を「色相」といいPCCSでは24色に分類しており下の図1の様な概念になります。

おしゃれな家づくり インテリアデザインの基礎 色相環

 

(図1)

図で示した色の輪を「色相環」と言い、各色の順番は図の通りで黄色が頂点、青紫が底と決まっています。

頂点と底の意味は明るさの違いという意味で位置が決まっているのです。

黄色が一番明るく、青紫が一番暗い色となります。

ここを押さえると先程のインテリアコーディネートの疑問が解けてきます。

まず①のお部屋を明るくするのに最適な色は赤・青・黄・緑の中でどれかが分かりましたね。答えは黄色という事になります。

それでは②の組み合わせに最適な色はどのペアでしょう?

この場合に2色の間に何らかの落差をつけた方がコントラストが明確になり、反対に同種のものですと馴染みすぎてぼやけてしまいます。下の図2をご覧下さい。

おしゃれな家づくり インテリアデザイン 色相配色

(図2)

青と黄の組み合わせは明瞭に見えますが、赤と緑は不明瞭、明度の落差の違いが要因です。

つまりこの場合、おしゃれの手法としては黄と青を組み合わせたコーディネートの方が安心して採用できそうだという事になります。

 

2.色調

色相の活用イメージつかんで頂けましたか。

でも、色毎に明るさに差があるとはいえ、例えばデザインを考える上で青を選択する場合、一口に青といっても青空の様な青もあれば水色も青、紺色も青ですそれぞれ明るさも印象も全く異なります。

お好みの色が青色だった場合どんな青色を選べば宜しいでしょう。青といっても様々な青が有りますから。下の図3の様に。

おしゃれな家づくり インテリアデザインの配色分類 

(図3)

これらは全て「青」と呼んで差し支えないでしょう。でも個々の色には相当な差がありコーディネートをする際にもどれを選んでも「おしゃれな家になった」とはいかないでしょう。

それでは図3の青色の違いは何の要素ででしょうか?「薄い・濃い・暗い・子供っぽい・かっこいい・落ち着いてる」表現方法は様々有るでしょうがもっと明確に分類しませんと、結局最後は感覚で選ぶ事になってしまいます。

こんな時に便利なのが「トーン」という概念です。色調という言い方も出来ます。

色調は「明度」「彩度」から成り立ちます。

先程のPCCSで色調を分類したものが図4です。(青の分類)

おしゃれな家づくり 配色デザインの基礎 明度と彩度

(図4)

彩度とは色の鮮やかさの度合いで右に行くほどハッキリとした青になり左に行くと最後は色味を失い白黒グレーの無彩色になります。

明度とは明るさです無彩色の部分がわかりやすく一番明るいのが白一番暗いのが黒になります。

ビビットはいわゆる真っ青、ブライトは陽気な印象、ディープになると雅な雰囲気で和の風情も感じさせます。ライトはパステルカラーですね。

この様に各色調毎に特徴的な個性があり、インテリアも外観もデザインの方向性に見合った特製の色調を選ぶ事で、おしゃれであったりかっこいいデザインが出来上がるのです。

また、異なる色調を組み合わせる場合にも、この分類毎に相性というものがあるのです。

例えば青を基調にワンポイントのアクセントをデザインする場合が下の図5です。

おしゃれな家づくり インテリアデザイン アクセントの使い方

(図5)

両者比較するとどうでしょうか?AパターンとBパターンを比較するとワンポイントの薄いブルーがAは映えていますがBは埋没してしまってます。

AB共全体の色相を青ベースのデザインということは共通してますが、Aパターンは彩度にあまり差は有りませんが明度差が大きく、結果としてアクセント効果が明瞭です。これに対しBパターンは彩度・明度共に比較的近いためぼやけた印象に見えてしまいます。

これでは無理にアクセントが付かなかった方が良い失敗作になってしまいかねません。

この様に色相だけでなく色調も上手に使いこなす事でおしゃれな家が実現に向かうのです。

 

⬜︎  具体的な家づくりには    

今回はおしゃれな家を目指すには必須の色づかいについて見て参りましたが、今回取り上げた話題は配色テクニッックのほんの一部に過ぎず、例えば色相の例示した赤と緑の組み合わせも間に黒や白など無彩色を挟むとセパレーションという効果で調和が取れて見える等、更に更にずっと奥深いものがあります。

このスキルを駆使しておしゃれな家づくりを実践するとなると専門のインテリアコーディネーターの領域になり、かなり敷居の高い話になってしまいますね。

でもご心配なく!ここまでのお話をおしゃれな家づくりに生かす事は出来ます。

それは有能なプランナーを見つけ出し、家づくりを依頼する事です。

と申しますのも、おしゃれな家、かっこいい家というものは間取り、インテリア、外観と各テーマを一元的に思案する過程で形づくられていくものなのですが、このあたりのスキルを充分に持ち合わせていないプランナーというのは実はとても多いものです。

せっかくの新築のマイホームを任せるのであれば信頼できるプランナーにお願いしたいですよね。

そんな時ハウスメーカー選びの相談窓口としたプランナーに作成された間取り図を基に、

「この間取り図のインテリアや外観に似合う配色はどうすれば良いと思いますか?」

「それは何でおしゃれに仕上がるのですか?」

という様なお尋ねをしてみる事です。

しっかりとしたプロセスで思案された企画案であれば明確な答えが返ってくるでしょうし、反対に「〇〇で面白い」「けっこう〇〇」等のマジックワードが返ってくる様では新築完成後の出来栄えが心配になってしまいます。

プランナーの見極めが出来れば企画案の裏付けにもなりますから、ハウスメーカー選びの精度も増してきます。

 

でも、もっと手堅い方法がパートナーズライフプランニングの「マイホーム購入サポート」コンサルティングです。

インテリアコーディネーターであり1級ファイナンシャルプランニング技能士であり宅地建物取引士でもある私が、おしゃれな家、かっこいい家の間取りづくりは勿論、住宅購入計画に欠かせない住宅ローン始め住宅資金計画や土地探し、ハウスメーカー選びまで専門的にトータルでサポートします。

「マイホーム計画を始めたばかりなので、何から始めたら良いかすら解らない」とご不安の方も大丈夫。

家づくり全ての相談窓口として皆さんの新築完成までお手伝いいたします。

コンサルの記事もご覧下さい新築時の失敗や後悔を避けるには? 住宅コンサルタントの活用法

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