マイホーム計画で失敗・後悔した5つの事

家づくりは3回目でやっと満足するという昔話を聞いた事ありますか?

現代は3回も新築で経験を積むどころかマイホーム計画は一発勝負。失敗や後悔は避けたいものです。

とは申しても皆さん慎重に検討を進めながらも失敗談、後悔話は絶えない様です。

確かに3回も家づくりの機会があればその経験値を活かす事も出来るでしょうが、今現在住宅購入をするのにはそうもいかない所が難しさです。

それだけにマイホーム計画の中での失敗談、後悔話は知っていれば用心に役立つ事もあるかもしれません

今回はそんなマイホーム計画の失敗談、後悔話を他サイトで余り取り上げてない様な話題を5つのテーマから取り上げてみます。

 

⬜︎  住宅ローン     

住宅購入にあたり予算案の策定はその方向性を決める上で重要です。

予算の内訳を大別すると自己資金と住宅ローンから成り立ちますが、住宅資金計画でこれを検討する場合、自己資金は直近の家計設計に悪影響とならない額を、住宅ローンはその返済額で後のライフプランが左右されない様にと皆さん慎重に検討されるテーマです。

ここでちょっと注意は自己資金です。案外住宅資金の話は住宅ローンに注意が払われ自己資金の話題は疎かになりがちです。

全体的には自己資金を控え目な額に抑える傾向が強い様なのは、無理に預貯金を目減りさせる事への不安からなのでしょう。勿論ある程度の生活手元資金は保持すべきなのはもっともです。

しかしながら、もしある程度の貯えがある場合に、抑制しすぎる事で反対に住宅ローンへのマイナスの影響が出てしまうケースがあります

住宅ローンを申し込む際必ず融資審査がある事はご存知でしょうが、住宅購入金額に対しての自己資金割合で、金利等の融資条件が変化する事があるのです。その割合が0%・10%・20%と増えるにつれて適用金利を引き下げるというものです。

ハウスメーカー営業マンとの住宅資金計画を表面的やり取りで終えてしまった結果、その辺りの事情を知らずに自己資金を抑制した状態で住宅ローンの条件付けがなされ、新築完了後にそれに気付いて後悔しても時すでに遅しです。(金融機関ごとに条件の違い有り)

住宅資金計画は住宅ローンだけでなく自己資金も共に慎重に検討が必要です。

 

⬜︎ 土地探し      

土地探しでの失敗談、後悔話しというと、慌てて決めてしまって予算オーバーの原因になってしまったり、契約後もっと他に良い土地が有った等という話は心配のタネでしょう。物件の購入決定の判断には慎重を期すのは当然の事です。

十分な検討も無しに不動産会社やハウスメーカーの営業マンに勧めれれるままに「他にも検討している方がいますよ」「こんな土地物件は滅多に出ません」等のセールストークが飛び交います。不動産の売買契約というものは現物ひとつについての取引です。売れるまではいつでも検討できるが売れてしまえば終了、そこに目を付け業者は「急かし」の口実にするのですが、つられて焦って契約してしまうのでは失敗・後悔の危険が付きまといます。

目当ての物件に十分な検討を加え、良好な評価を下した後に取引を進める事が必須です。

但し、その様な検討作業を成した上でも、更にひたすらに慎重な姿勢で土地探しに臨めば良いかというと、反対の結果を生んでしまう事も気に留めておいた方が宜しいでしょう。

例えば、前向きな判断が下せる状態になった後も「こんなに早く決めて良いのかしら」「他にも良い土地があるかもしれない」と決断を躊躇してしまう姿を時に見受けます。

検討作業の質に時間そのものはさほど効果をもたらしません。時間を掛けても本質的な検討がなされなければ何ら効果を上げませんし、短期間でも的確にポイントを押さえた検討がなされて導いた判断は前者と比べれば遥かに精度の高いものとなるでしょう。

また、他に良い物件が出るかもしれないという不安があれば、その実現の可能性を客観的に分析してみましょう。もし「何となく・・」の期待だけで「宛ては無いが待ってみる」となれば将来に向け不確実な選択、つまり投機的な行動とも言い換える事ができ、マイホーム計画において皆さんが念頭に置くであろう不確実な状態(リスク)を排除する志向と一致しない動きとなってしまいます。

後で「あの物件が良かった」と言っても売れてしまえばどうにもなりません。

土地探しに際し、有望な土地情報を発見し十分な検討を加えた後決める」のも「流す」のも相互に重要な判断だという事になります。

⬜︎  間取り      

新築を終えた方々の話で間取りの失敗・後悔話はネット上でも残念ながら数多く目にします。

そこでちょっとの工夫で改善できた、地味な間取りの失敗に「建具の開き勝手」があります。室内ドアの開く方向のことです。

間取り図をご覧頂くと、開き戸が釣り元(開きの軸の位置)に対しどちらかの方向に開いた状態、引き戸は戸袋(戸を引き込む場所)を点線表記で閉めた状態で作成されているのが一般的です。

この開く向きや釣り元、引き込み位置が相応しく無い、もしくは引き戸と開き戸の選択が不適当だと下記の様な不都合が生じる事があります。

2箇所の扉をそれぞれ開けるとお互いの扉がぶつかる(ケンカ扉)

洗面所の開き戸を開けるとバスマットが引きずられる

開戸解放状態にする為のドアストッパー位置の適地が無い(引戸or釣り元or開向きに問題)

引き戸の為、照明スイッチ位置が不便な場所になった(戸袋部にはスイッチ設置不可により)

いつも開けると家族同士がぶつかる

致命的な失敗とはいかないまでも「なんか邪魔だよね」とか「なんか使いづらいね」と間取り図作成の段階で気付いていればもっと使い勝手が良かったのにと思える間取りは実は結構多いものです。

せっかくの新築のお住まいならこんな事は避けたいですね。

家づくりの過程で間取り図を注意深く見ていけば大抵は発見できます。

 

⬜︎ デザイン      

新築を注文住宅で建てるなら素敵なマイホームを実現したいと、間取り以外にもおしゃれな家づくりの方法を調べてかっこいいデザインのインテリアや外観にチャレンジしようと取り組んでみたものの、新築した建物が完成して胸を躍らせながら出来栄えを見てみると「想像してたよりも普通の家」「もっとおしゃれな家にしたつもりだったのに」と期待ハズレな結果にガッカリしてしまう事はままある話。

でも我が家の家づくりではこんな事は避けたいものです。

要因は勿論色々有るのですが典型的パターンを2つ程ご紹介します。

① 自分に好みの色や柄を優先的に選択してしまい、それらが噛み合わずにおしゃれに見えない要因になっている場合です。

おしゃれに見せる為、かっこいいデザインを創造する為には「感覚」頼りでは不確実です。きちんとした論理的裏付けを基に立案しませんと相互のバランスが出たとこ勝負になってしまいますから。

ところがハウスメーカーのインテリア詳細打ち合わせの現場ではインテリアコーディネーターや設計士がお客様方にクロスのサンプル集を預け、「この中からお好きなデザインをどうぞ」と丸投げやそれに近い状態でのやり取りがなされているケースも多い様です。

そなると「調和」よりも「好み」に偏り感覚的選択になってしまいます。

お客様方の多くが極端な策を嫌い、無難なものを好む傾向がある事です。

住宅展示場の実例等を手本にこんなおしゃれな家になればと目指しながらも、イザ決定の段階になるとハッキリとした色づかいや柄にひるんでしまい、本来目指していたものよりも控え目で無難なものに落ち着いてしまう事が多々あります。

この結果、アクセントクロスでおしゃれにインテリアコーディネートしようという方法の場合を例に上げると、メインクロスとアクセントクロスのコントラストが効かず不明確でボヤけた中途半端な仕上がりに「もっとおしゃれなお部屋になると思ったのに」と後悔が残ってしまうケースはよく見られます。

勿論思い切りよくいけばなんでも良いわけではありませんので前述のきちんとした裏付けを備えた上でアクティブに選択したいものです。

⬜︎ ハウスメーカー選び   

マイホーム計画で最後に悩むのがハウスメーカー選びです。

何が何だか解らなくなりハウスメーカー選びに疲れ切ってしまう方も多い様です。

ただでさえ家づくりは住宅ローンの事、土地探しの事、間取りの事と悩ましい課題が盛り沢山ですから。

そしていよいよ任せるハウスメーカー選択をしたものの契約後や新築後にハウスメーカー選びに失敗や後悔を残してしまった方も残念ながらいらっしゃいます。

理由はそれぞれ有りましょうが、住宅展示場のイメージが好印象だったハウスメーカーオンリーで家づくりを進め、間取りの提案力や対応に物足りなさを感じはしたものの、イメージ通りのおしゃれな家が出来るのなら多少は・・・と期待して契約。新築完成した我が家は目指した住宅展示場ぽいテイスト???だけれども肝心のおしゃれさはちょっと・・・。

むしろ間取りの提案不足で心配していた細かい部分のアラの方が気になって・・・。

同様の失敗談はよく耳にするお話です。

インテリアや外観のデザイン性、高断熱等の技術的特徴、ローコストの強調等、各ハウスメーカーのコマーシャルライクな部分は住宅購入を控えている人の目を惹きつけますが、住む人の評価は決して一点押しで満足を得られるものでは有りません

仮に期待通りおしゃれな家づくりには成功したとしても他の部分にキメの細かさを欠き、間取りの使い勝手や諸々の手続きに不備があればやはり後悔が残ります。

新築注文住宅をアピールし技術的自由度は高いが、間取りの企画力が備わってない

好みに合うデザイン性が目に留まったが、技術的自由度が低く間取りも陳腐

各ハウスメーカーの得手不得手を知った上で選択しませんとイメージ通りの家づくりが実現せず納得いかないマイホーム計画で終わってしまう事にもなりかねません。

 

⬜︎   コンサルタントに相談してみませんか  

マイホーム計画を手探りで進めていきますと様々な不安や課題に直面します。それはそれで大変ですが克服出来れば満足に一歩近付けます。

しかし、その対処が的確で無かったり、課題自体に気付かなければ新築完成後の失敗談や後悔話の元となってしまい、それではせっかくの家づくりが残念すぎます。

そんな時おひとりで手探りの状態でマイホーム計画を進めるのでは無く、私達コンサルタントにご相談してみませんか。

パートナーズライフプランニングの「マイホーム購入サポート」は住宅ローンは勿論ライフプランも踏まえた住宅資金設計から土地探しの物件情報分析、納得の間取り図作成、ハウスメーカー選びに向けた住宅展示場同行とワンストップでトータルサポートをする相談窓口です。

皆様のマイホーム計画成功に導くお手伝いをいたします。

初回ご相談は無料です。

お気軽にお問い合わせください。

コンサルについての記事です新築時の失敗や後悔を避けるには? 住宅コンサルタントの活用法

トップページにも家づくりの役立つ話題が多数ございます。

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この記事の監修<br>パートナーズライフプランニング<br>代表 栗山 琢磨

この記事の監修
パートナーズライフプランニング
代表 栗山 琢磨

仙台で生まれ育ち、大手ハウスメーカー・外資系生命保険会社勤務を通じて得た住宅・不動産・ライフプランの豊富な実務経験と専門資格のスキルをベースに2011年起業。

住宅コンサルタント・家計設計コンサルタントとして相談対応域は住宅ローン・土地探し・間取りづくり・ハウスメーカー選びといった住宅購入相談から学資や老後の資金準備・生命保険相談と皆様のライフプラン全域をカバー。

各テーマの仕組み・課題を解り易く解説。

仙台を中心に貴家の頼れるコンサルタントとしてお手伝いいたします。

・1級ファイナンシャルプランニング技能士
・トータルライフコンサルタント(生命保険協会認定FP)
・宅地建物取引士
・インテリアコーディネーター

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この記事の監修<br>パートナーズライフプランニング<br>代表 栗山 琢磨

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代表 栗山 琢磨

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