近年地価が断続的に上昇してます。土地探しの方はご存知の通り仙台近郊も顕著です。

これと共に住宅購入者の資金力が増し、予算額も併せて上昇している訳では無いのでどこかで予算と物件金額を釣り合わせねばなりません。土地面積がこれの主たる調整場所の位置付けというのも近年の流通土地物件の特徴でもあります。

いわゆる土地の坪単価が上昇した分、売地の土地面積を抑えて売買価格と予算の均衡を図ろうという事ですが、結果として流通物件の土地面積は全体的に小ぶりな傾向となります。

ひと昔前は60坪でも狭いなどと言われたものが今では50坪台はごく普通、更にコンパクトに40坪台、30坪台の土地物件もよく目にする様になりました。

さて、その様な環境の中で土地探しから始まるマイホーム計画を立てていこうとすると、中々思い通りの売り物件が見当たらず苦労する事が多いのではないでしょうか。

希望するエリアに予算に合いそうな売り物件をようやく見つけたと思ったら、「この小さな土地面積で本当に希望した家づくりが出来るのだろうか?」という経験をされた方もいらっしゃるはず。こんな時どうすれば良いのか悩んでしまいます。

土地探しのご相談の際、私が必ずアドバイスするのが「土地を価格、面積、所在等外形的な条件だけで評価するのでは無く、その土地に間取りをプランニングしてみる事」のお勧めです。

マイホーム計画の成功とは土地の良し悪しのみで決まるものでは有りませんし、建物のみで実現出来るものでも有りません。両者相互のバランスが取れ、新築した住まいでの豊かな暮らしが実現できる計画案になっているかのチェックが欠かせず、それには購入予定土地上に間取りを乗せてみる必要があるのです。

 

それでは狭小な土地上に間取りをプランニングする際のツボはどの様な点に注意すれば良いのでしょうか。

土地面積に余裕が無いという事は当然建物の規模も制約を受け、敷地いっぱいに建物が占有する可能性の中での間取りづくりとなります。相当な注意と工夫を凝らしていかないと各お部屋の広さや配置が使いにくいものになったり、近隣との距離も接近してくる影響で通風、採光等の住環境も快適とはいえない状態になってしまう懸念があります。工夫無く単によく見かける間取りの作成プロセスを踏襲してしまうと先の懸念が現実として起こってしまいかねません。ましてやせっかくの新築注文住宅をおしゃれなインテリアやかっこいいデザインの家にしたいという夢も叶える事が難しくなってしまいます。

そこで検討されるいくつかのアイデアのひとつとして下の図1の様に2階リビングの間取り案が浮上してきます。

2階リビング間取りのマイホーム計画資料

(図1)

主たる生活空間であるリビングを2階に持ち上げる事により、隣接している近隣建物から受ける日照、眺望、通風への影響を緩和させようという目論見です。

但し、一口に2階リビングと言いましても1階にリビングダイニングキッチン(以下LDK)はじめ玄関、風呂、洗面室等パブリックスペース、2階に各個室を配置した見慣れた一般的な間取りづくりとはちょっと勝手が違います。2階リビング特有の条件を考慮したお部屋配分の整理検討から始めるところがツボになってきます。

仮に玄関は1階、LDKは2階という線まで決まっても、「主寝室・子供室のプライベートルーム」と「洗面室・バスルームのサニタリースペース」の位置どりは1・2階どちらの配置が理想的かを考えておきたいのです。

まず1階から見てみましょう玄関はここに配置するでしょうが、この玄関と紐付ける必要のあるお部屋は前述の検討対象の中でどちらかあるでしょうか? 恐らく多くの方は見当たらないとお答えになるでしょう。この点で1階はとりあえずフリーになりました。

次に2階を見てみましょう。確定しているのはLDKです。これに寄せる必要性は寝室・子供室のプライベートルームよりは、バスルーム・洗面室のサニタリースペースを配置した方が家事動線上も暮らし易いとお感じになる方が多いのではないでしょうか。

そうしますと各階のお部屋配分は下の図2の様にまとまって参ります。

2階リビングの間取り部屋配置資料

(図2)

勿論、敷地面積から見て建物面積がどの位確保できる見込みか次第で多少流動的では有りますが、各階を図2の通り部屋配分にした場合の次の様な生活シーンが想像できます。

まず、玄関から帰宅後そのまま2階へ上がる流れとなるでしょう。そこから先、日々の「くつろぐ」「調理する」「食事する」「洗面する」「入浴する」「洗濯する」といった生活動作は通常の1階リビングと同様に2階の同一フロアで成す事となります。

また、通常1階リビングでの生活はプライベートルームへ向かう際は階段を上り、戻る際は下りますが、この配置の場合も昇降の向きが逆になる事を除けば労力的なものは同じと評価出来ます。

つまり一般的1階リビングと2階リビングの使い勝手の相違点は、帰宅外出、来客応対時の動線に階段昇降を伴う点であり、他に家屋内での生活動線の構造は大きな変化はないという事になります。

反対にリビングとサニタリーを1.2階で分離してしまうと、日常の生活動線が常に階段の往復を伴いちょっと大変そうですので、やはりこの配置が相応しいのではないでしょうか。

それではこれを間取り図としてまとめるとどの様な案が考えられるでしょうか。

勿論、土地の面積や形状でここから先は多様なのですが、一例として間取りのイメージを図3であげてみます。

2階リビング間取りの家づくり案

(図3)

1階部分のポイントは玄関からお客様をお迎えするとき、リビングまでの進路が明確な方がお客様は安心します。その為にはメインルートとなる階段位置がわかり易い場所に配置したいですね。

また、敷地に余裕がない場合外部ストッカーが配置し難い事もあります。それも見越して収納計画も考えた方が宜しいでしょう。勿論、寝室・子供室の収納も十分に確保します。

2階はせっかく日当たりや眺望・通風を期待してリビングをここに配置した訳ですから、窓も十分に確保して明るいお部屋にしたいところです。LDKをワンルームとした場合にキッチンとサニタリースペースが隣接していれば家事動線も良くなりますね。

また、せっかくの新築注文住宅ならば機能性ばかりではなくおしゃれなインテリアも意識しながら家づくりを考えたいものです。

2階リビングの利点として上階が有りませんので、天井部を屋根形に勾配天井とする等、2階リビング固有なこだわりのインテリアデザインを楽しむアイデアも考えられます。

間取りづくりの中で工夫を凝らし、おしゃれなマイホームを実現させたいですね。

 

この様に土地探しで発見したちょっと手狭で家づくりが可能かどうか悩んでしまう様な敷地を検討する場合は、そこで間取り案を作成するのがまずは必須。その中で2階リビング案が選択肢に上がった場合は今回の話を参考にしてみて下さい。

パートナーズライフプランニングの「マイホーム購入サポート」コンサルティングは土地探しで出てきたお悩みにも解りやすく解決のお手伝いをいたします。

勿論、住宅ローンをはじめとした住宅資金に合わせ、ライフプランのご相談や家づくりに関わる間取り案の作成、ハウスメーカー選びまでワンストップの相談窓口として皆様の住宅購入プロジェクトを成功に導きます。

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