注文住宅の打ち合わせがうまくいかないと感じた時

仙台の住宅コンサルタント、パートナーズライフプランニングです。

新築一戸建て注文住宅のマイホーム計画はハウスメーカーとの密な打ち合わせが欠かせません。

勿論、打ち合わせの重要度は新築注文住宅の家づくりに限った話ではありませんが、間取り図始め企画を一からつくりあげる注文住宅は、特に打ち合わせを通じたやりとりの重要度が増してくるのは言うまでもありません。

でも、休日ごとにハウスメーカーの担当者と打ち合わせを重ねども重ねども「うまくいかない・・・」と疲れや不安、時にはイラ立ちを感じている方は多いものです。

「間取り図を何枚描いてもイマイチ」

「複数のハウスメーカーから提案されたけど一長一短」

時間ばかりが経過しても納得に結びつかねばこのまま打ち合わせを続けるか、相談相手を他のハウスメーカーに変えるかの選択も考えられるでしょうが、新たな相談先で行き詰まればまた振り出しに戻ってしまいます。

注文住宅の打ち合わせがうまくいかないと本当に疲れてしまいます。

では、打ち合わせがうまくいかない原因はどうしてなのでしょうか?

ハウスメーカーのプランニング能力の問題だけでしょうか?

この辺りのツボを知っていれば解決の糸口になるかもしれませんね。

 

⬜︎  ここをセルフチェック!    

確かに新築注文住宅の家づくりで打ち合わせの流れがスムーズにいかない場合はハウスメーカー側の技量不足は大いに疑われます。

企画立案し施主の納得を得るまでがハウスメーカーの技量の範疇と言えるからです。

しかし、施主である皆さん自身もちょっと心得ておくことで、打ち合わせが円滑に進められる可能性のあるポイントがあるものです。

又はこの部分が噛み合わないことで流れが滞ってしまいがちな部分ともいえるでしょう。

まずはここのセルフチェックをしてみませんか。

2例紹介してみましょう。

情報伝達は充分?

家づくりの様々な過程でハウスメーカー担当者から様々なヒアリングを投げ掛けられる場面があることでしょう。

「資金に関する質問」「土地探しの要望」「間取りの希望」

この様なやり取りの中で、努めて具体論での返答を意識する方は案外多いのではないでしょうか。

「月々の返済はこの位で」

「〇〇駅から徒歩10分圏で土地探しをしたい」

LDKは20畳は絶対!パントリーも必要で・・・」

抽象的な返答では不十分な提案しか受けられないのではないかという懸念が、具体性のあるリクエストに結びつくのでしょう。

確かに一理あります。

しかしながら、そのリクエストを全て満たした提案であるにも関わらず諸手を挙げて賛成とはいかない、寧ろ何だか物足りない、といった評価にとどまるケースもよく見られます。

このギャップは何が原因でしょうか?

一番の要因は情報の伝達不足が考えられます。

「だってちゃんと20畳のLDKとリクエストしたし、パントリーも欲しいと伝えたのに・・」

確かにその通りなのですが、

どうして20畳のLDKを希望したのでしょうか?

何がきっかけでパントリーが欲しいと思ったのでしょうか?

きっとリクエストに至る迄の動機やエピソードがあったはずです。

「広々とした空間で過ごしたいと考えていたら、ネットで20畳は必要だという記事を読んだ」

「今のお台所で物が溢れていたからパントリーがあればスッキリ収まると思った」

でも、20畳のLDKといっても形状は様々です。窓位置や家具レイアウトの具合もそれ次第で随分使い勝手が違ってくるものです。

パントリーも何を収めるかによってもベストな位置や空間は一律ではありません。

この辺りの情報伝達が不足し、結論としての方法論が目的化してしまうと「一向に期待したモノが出てこない」と、打ち合わせにもどかしさがおこりがちです。

「~だからこうしたい」を付け加えてみてはいかがでしょうか。

 

過剰スペックのリクエスト

先程とは反対にリクエストの詰め込みすぎが打ち合わせが円滑に進まない要因になるケースもあります。

アレもコレもと盛りだくさんになりすぎて消化不良を起こしている様な状態を指します。

そうなると

「希望通りになっていない間取り」

「何回直しても全然良くならない」

といった様に、伝えたリクエストと提案の乖離が中々埋まらないという現象です。

片や情報の伝達不足、片や情報の過剰提供全く正反対のやり取りに見えますが、構造的には違いがあるわけではありません。

そこに至る根本は、先のケース同様「希望の具体案を示さなければ伝わらないのでは?」との懸念にあるのではないでしょうか。

更にその思いが強まると「とにかく少しでも考えうることは伝えておこう」となり、盛りだくさんのリクエストに至る流れです。

先の情報不足が打ち合わせ停滞の原因ならば、たくさん伝えている今回のケースは寧ろ良策なのでは?とも思えるかもしれません。

確かにハウスメーカー側に伝わる情報量が増える事は間違いありません。

しかしながら、このやり取りでも「具体策」で要望が投げかけられ、且つそれが「盛りだくさん」になりますと、相反する事柄が得てして混在するものです。

「コレらを全部盛り込みたい」↔︎「予算や敷地条件から32坪内で」

「明るく開放的なリビングにしたい」↔︎「断熱性にこだわるので窓は小さ目で」

全てを満たそうとすれば辻褄の合わない案になるし、端折れば中途半端な案に見える・・・。

施主もハウスメーカー側ももどかしさがつのります。

解決策はあるのでしょうか?

こうしたケースの多くの原因はヒアリングでの交通整理が上手く機能していなかった事が考えられます。

交通整理とは先にご紹介した動機の整理に加え、優先順位も整理し両者でコンセンサスを得ておく事です。

動機整理の必要性は先に述べた通りですが、優先順位とはリクエスト各項目の必要度に応じて予め順位付けを整理しておく事です。

これがなされないと絶対に叶えたいこだわりと、無いよりは有った方が良い程度の要望が打ち合わせの過程で混在してしまう事でしょう。

結果として重要度の高いリクエストが端折られ、優先度の低い物が取り入れられるケースが起こり得ます。

この場合、当然皆さんの満足度は高いものとはならないでしょう。

しかしながら、外形的にはリクエストに従っているので、満足いかないポイントの発見に一手間を要し、打ち合わせの流れも円滑さを欠く事になってしまいます。

「コレは是非叶えたいけど、コッチは可能ならばでOKです」

リクエストにこんな感じで整理を加えると、要望がより伝わりやすくなりますね。

 

⬜︎  担当者とのコミュニケーション   

家づくりの打ち合わせがうまくいかないと感じた時の打開策のツボを2例お話しいたしましたが、本来はハウスメーカー側がこの辺りを機敏に感じリードして欲しいところですが、皆さん自身も心得た上での発信をする事で担当者とのコミュニケーションが円滑になってまいります。

このコミュニケーションがうまく機能しないことでの家づくりの打ち合わせのギクシャク感が回避できる一因になるかもしれません。

また、そんな心配をせずに円滑に家づくりの打ち合わせを進めるのであれば、住宅コンサルタントに相談してみてはいかがでしょうか。

パートナーズライフプランニングは皆さんの家づくりをトータルサポートする相談窓口。

住宅ローン始めとした住宅資金計画から、土地探し、間取り図作成、ハウスメーカー選びと、途切れる事なくワンストップでお手伝いいたします。

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この記事の監修<br>パートナーズライフプランニング<br>代表 栗山 琢磨

この記事の監修
パートナーズライフプランニング
代表 栗山 琢磨

仙台で生まれ育ち、大手ハウスメーカー・外資系生命保険会社勤務を通じて得た住宅・不動産・ライフプランの豊富な実務経験と専門資格のスキルをベースに2011年起業。

住宅コンサルタント・家計設計コンサルタントとして相談対応域は住宅ローン・土地探し・間取りづくり・ハウスメーカー選びといった住宅購入相談から学資や老後の資金準備・生命保険相談と皆様のライフプラン全域をカバー。

各テーマの仕組み・課題を解り易く解説。

仙台を中心に貴家の頼れるコンサルタントとしてお手伝いいたします。

・1級ファイナンシャルプランニング技能士
・トータルライフコンサルタント(生命保険協会認定FP)
・宅地建物取引士
・インテリアコーディネーター

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この記事の監修<br>パートナーズライフプランニング<br>代表 栗山 琢磨

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パートナーズライフプランニング
代表 栗山 琢磨

仙台で生まれ育ち、大手ハウスメーカー・外資系生命保険会社勤務を通じて得た住宅・不動産・ライフプランの豊富な実務経験と専門資格のスキルをベースに2011年起業。

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