仙台の住宅コンサルタント、パートナーズライフプランニングです。
マイホームの新築で重視すべきテーマは何ですか?
この答えはハウスメーカー選びにも直結してきそうです。
「おしゃれな間取りが得意」「信頼できる会社」「断熱性能が良い」「耐震性が優れている」
ハウスメーカーに対する期待は様々でしょうが、それに相応しい会社はどこかを見極めなければなりません。
でも・・・・
どうやってハウスメーカーを選ぶべきか迷ってしまいそうではありませんか。
「各ハウスメーカーのどこを見比べれば良いのか?」
「各社どの程度の違いがあるのか?」
「営業マンの話を鵜呑みにして大丈夫か?」
「見た目と実態に裏表はないか?」
一番良かれと選んでは見たものの判断違いで失敗したくはありません。
そんな不安は少なからず皆さんあるのではないでしょうか。
各ハウスメーカーの違いを知るのは結構難し作業であることを実感する方は多いはずです。
ましてや何の手掛かりも無しに片っ端から調べていくのも大変な話。
そんな時、数多いハウスメーカーの分類方法として、工法の違いという観点がある事に気付いたり教えられる事があるのではないでしょうか。
◆ 木造在来工法
◆ 軽量鉄骨造
◆ 木質パネル工法
◆ 鉄筋コンクリート造
といった工法が新築注文住宅では選択肢として挙げられ、特に前者3つが一般的に普及している工法といえるでしょう。
(ここからは便宜上それぞれ木造、鉄骨、ツーバイフォーと呼びます)
それでは新築するにあたりどの工法が一番優れているのでしょうか?
迷ってしまいませんか。
この工法の選択が悩みのタネになる事もあるようです。
⬜︎ 木造?鉄骨?ツーバイフォー?
マイホーム計画の取っ掛かりとしてハウスメーカー数社が軒を連ねる総合住宅展示場に足を運ぶと、一体どの建物から見学すれば良いのか迷ってしまいそうですね。
取り敢えずアタリをつけて知名度のある大手ハウスメーカーや外観デザインがおしゃれに見える建物から見学開始!
といったものの、案内の営業マン各氏からのセールス攻勢に圧倒されてしまうというのはよく有る光景でも有ります。
「当社独自の〇〇は・・」「他社とは違い・・・」「ご覧下さい、この柱の太さを!」
自社アピールに余念が無いのはしょうがないのですが、行く先々で「ウチがサイコー!」と言われても困ってしまいます。
その中でよく飛び出すのが構造体の優劣論に関するフレーズではないでしょうか?
新築一戸建て注文住宅を請負うハウスメーカーは各社ごとに扱う工法が決まっており、通常1社で全ての工法に対応できるわけでは有りません。(複数の工法を扱う会社はありますが)
そうなりますと競争他社との差別化を図るには、工法自体の優位性をアピールしお客様の評価を得る事が有効な手立てだと多くの営業マンが考えます。
その結果は当然自社の工法が一番だと言う話に終始する事になるでしょう。
こんなフレーズとともに・・・
「日本の風土に一番合う木造だからこそ法隆寺は‥」
「パリのエッフェル塔は鉄骨だからこそ‥」
「ツーバイフォーは寒い北欧でも‥」
こんな話を耳にすればその時点では「なるほど」とも感じてしまいますが、隣の会社を見学したら全く真逆の話になったり・・・・・。
選別の材料どころか結局悩みが深くなる要因にすらなってしまう経験をされている方はとても多いはずです。
本来ならこの話題は技術的議論の範疇なのですが、とかく感情的な議論になりがちな事が迷いを深くする原因ではないでしょうか。
⬜︎ 根本的に何が違う?
感情的議論は事の解決にたどり着かないから困りものです。
例えば先のフレーズに対し
法隆寺の話→木製バットは折れますけど金属バットは折れませんよね
エッフェル塔の話→鉄骨じゃなくても大規模建築は可能。新国立競技場だって木造です。
北欧の話→日本は高温多湿ですから北欧とは違います。
ああ言えばこう言うの水掛け論ですね。
こんなやりとりの渦中にハマってしまえば冷静な判断などできる環境とはいえません。
そもそも知りたいのは互いの足の引っ張り合いでは無くて、根本的に各工法に優劣があるのか?あるとすれば何が違うのか?の客観的情報のはずです。
それを知る手掛かりは有るのでしょうか?
⬜︎ 客観的指標の活用
工法の違いから最も知りたい技術的優劣に関わる情報といえば、先の例えからもお分かりの通り「耐震性」「断熱性」の2点に関心が集まるのではないでしょうか。
それらの議論であれば明確な客観的指標が存在します。
耐震性能を示す「耐震等級」と断熱性能の「UA値」です。
住宅性能評価の1項目である耐震等級は1から3等級の3段階で各建物の耐震性能が審査され、1等級は建築基準法を満たす強度、2等級はその1.25倍の耐震強度、3等級は1等級の1.5倍の耐震強度と等級が上がるごとに強度が増します。
この耐震等級はハウスメーカーごとに等級が決まるわけでは無く、1戸1戸所定の算出方法に基づき計算され適用の等級が付与されますので、自分自身のマイホームの客観的耐震強度を知る事が可能です。
また、断熱性能の指標であるUA値は室内外の熱エネルギーの伝達量を床壁天井に使用される各部材の熱伝導値を基に算出される値であり、新築する地域ごとの気象環境にあった基準値が示され、寒冷地ほどこの数値は小さな値が求められます。
特に断熱性能と構造体の関係では「柱」部分の熱伝導がウィークポイントになりやすく、俗に「熱橋」とも呼ばれる現象で断熱工事上注意を払うべき部分なのですが、当然この熱橋も網羅した上で計算がなされます。
すなわち建物のUA値は構造体の特性を含んだ断熱性能を知ることが出来ますので、形式的な工法ごとの特性を心配するよりも、この値を示してもらう事が先決です。
この様に感覚的に優劣を論じていても、欲する答えの根拠を得る事は難しいものです。
不安を感じる部分、こだわりを持ちたいポイントの客観的優位点があるのであればそれを示してもらった上で選択を導きたいですね。
パートナーズライフプランニングの「マイホーム購入サポート」コンサルティングは皆様の手堅いハウスメーカー選びもお手伝いいたします。
専門的見地から家づくりをアドバイスいたしますので、安心して皆さんにピッタリなハウスメーカーをお選びいただけます。
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