土地探しと新築セットでマイホーム計画を検討する方は20代、30代の若い世代が中心。

私の住宅購入コンサルティングでもこの傾向は同様です。

ご相談内容としては土地探しを始めたものの良い土地情報が見つからず、家づくりが先に流れていかないといった所に皆さん苦心されているようです。

今このコラムをご覧の方にもいくら待てども探せども希望通りの売物件が見つからず、時間だけが刻々と経過するが打つ手が見当たらずお悩みの方もいらっしゃるのでは?

確かに新築しようにも、その為の土地が無ければいくらハウスメーカーに相談し間取りづくりを先行で進めても絵に描いた餅に過ぎません。

何故なら間取りとは新築する土地の条件に合わせながら企画するべきものだからです。

そこで焦りともどかしさからか、本来なら見送るべき売物件を選んでしまったという失敗談はよく耳にしますが、なんとしても避けたい話ですね。

契約後判断の誤りに気付き解約に至れば違約金が生じますし、新築完了後に失敗に気付いてしまっても時すでに遅し。いずれにせよせっかくのマイホーム計画に後悔を残す事になってしまいます。

「私はじっくりやるから大丈夫!」

と思っていながらも、焦りを感じだすと冷静さを失うのが人の常。

いい土地が見つかるまで4年でも5年でも待ってますというスタンスであれば別ですが、それではライフプランの立てようが有りません

そうした中でこの様な失敗に陥る特徴的な土地探し進め方のスタイルがあるのです。

もし、皆さんに思い当たる所が有れば要注意!

今回は土地探しでよく有る3つの失敗パターンの話を致します。

 

⬜︎  土地探しと住宅建築の違い       

具体的な失敗パターンの話の前に土地探しと住宅建築検討の違いを確認しておきましょう。

土地の準備が無く注文住宅で新築を計画するのであれば両者セットでのマイホーム計画となりますが、この両者、マイホーム計画の中で単なる土地選びと住宅選びというところに留まらず、検討の構造的なものに大きく異なる部分があるのです。

それは「選択肢」に関わるものです。

まず、注文住宅の新築に「在庫」は有りません

いわゆる受注生産ですので間取り、デザイン、仕様といった選択の結果、随時発注されますので在庫を気にせず自由な企画立案が可能です。

つまり基本的には選択肢に縛りは有りません。時間的拘束も有りません。

これに対し土地探しは不動産市場に流通している情報、言い換えれば「在庫」の中からしか選択出来ません

「もう少し仙台駅までのアクセスが良く」

「南側道路で」

「あと5坪位広く」

「これより300万円安い土地」

と希望しても、その様な物件が、その時に流通していなければどうにもなりません。

無い物を作り上げることは適いませんし、切り貼りして都合良く加工する事も出来無いのは言うまでも有りません。

この両者の性質の違いを前提に計画の進め方を実施出来るか否かが、実は土地探しの一番のツボであるとも言えるのです。

反対に、この点を見誤った状態で土地探しを進めていくと、次にご紹介する失敗パターンに陥る懸念が生じてしまうのです。

それでは特徴的3つの失敗パターンをご紹介しましょう。

 

⬜︎  土地探しでよく有る3つの失敗パターン    

何が何でもエリア限定

土地探しをするにあたって闇雲に探索してもしょうがありません。

皆さん何かしらの探索条件を持ちながら土地情報収集にあたっている事でしょう。

この場合条件付けによく用いられるのが「土地探索のエリア」ではないでしょうか。

「〇〇町内」「△△駅徒歩圏」「XX小学校学区内」と具体的な的を絞って土地探しを進めていくスタイルです。

恐らくこのコラムをご覧頂いている多くの皆さんも、この手法に類似した流れをイメージしているのではないでしょうか。

確かにエリアを限定すれば、その対象地区の土地情報だけを集中的に探索すれば良いので、効率よく作業が進められそうです。

但し、探索エリアを限定するという事は対象とする土地情報を制限する事でもあります。

探索の効率とは反対に対象となる物件の流通量はどうしても限定的になるのは止むを得ないでしょう。

この条件付けを絞れば絞る程、これは顕著に現れます。

例えば△△駅から「1㎞の範囲内」と「2㎞の範囲内」とするのでは、同心円の面積比を物件出現の確度に置き換え比較すると4倍の差が出てきます。

つまり1㎞範囲内の物件数は2㎞範囲内の物件数に対し理論上ではありますが1/4の流通量しか期待できないという事になります。

加えてあの条件この条件と付加する程、対象物件との遭遇確率は低下してきます。

更に「エリア条件クリア」=「優良物件」という事では決して有りません

希望のエリア内に所在が有っても「価格」「間取り作成可能な地積」「日当たり等の環境」「道路等法的課題の有無」「水道・解体等加算費用の有無」と、そもそも土地探しにおいて着目すべきポイントはエリア要件以外に盛りだくさん。

実はここに失敗の芽が宿っているのです。

相談先のハウスメーカー営業マンからも「この辺りは中々難しいですね・・・」と言われても、当初は「気長に待とう」と向き合いながらも、半年経過し、1年経過しと遅々として進まない土地探しに焦りを感じ始めるのは、前述の通り人の常です。

そうした時、希望のエリア内に土地情報を発見!!

でもそれは価格的には「予算オーバー気味」、日当たり含めた「住環境に難有り」の土地物件であったとしても「これを逃したら次は・・・」との想いで手を出してしまう・・・・。

過度な探索エリアの絞り込みが招く典型的な失敗パターンです。

 

掘り出し物探し

マイホーム計画は「一生一番の高価な買い物」とも例えられます。

マイホーム程高価では無くともテレビやマイカー等それなりの価格の買い物をする際、お得な掘り出し物は無いだろうかと店頭で相談したり、情報収集に奔走した経験は有りますか?

ましてや更に高額なマイホームですから、お得な掘り出し物が有るのでは?と、プレミア感のある情報に期待を示す方もいらっしゃいます。

探索の基本的要件を概ね満たしている土地情報にも

「パンチに欠けるなあ」

「もっと他にいい土地が有るのでは?」

といった具合に提供した土地情報を却下されてガッカリしている営業マンの姿を見る事が有りますが、これも有る意味でプレミア感のある「掘り出し物」を期待しての判断という事でしょう。

(営業マン自身も安易に自らが提供する土地情報を「掘り出し物が見つかりました!」等と煽るのですからどっちもどっちですが。)

結果として特に不具合が有った訳でも無い土地情報を数件お流れにしたものの先程同様遅々として進まず、後々「あの時のあの物件は・・」と思い直しても既に手遅れという失敗パターンです。

この失敗要因は何でしょうか?

土地情報に「掘り出し物」などというものは存在しない事に気付くべきなのです。

「でも一生懸命探せば見つかるかもしれないじゃない!」

と異論もあるでしょうが、土地の売主の立場で考えてみれば解るはずです。

自分の所有している好条件の土地をみすみす安く処分しますか?

掘り出し物というからには好条件な物件が安価で売りに出ているという事で、通常見栄えのしない土地が安く売りに出ていても掘り出し物とはみなさないでしょう。

(実は見栄えのしない土地に「掘り出し物」が隠れている事が有りますがこれについては別な機会に)

寧ろこの関連で注意するのは反対に実力以上の高値がつけられた売り物件です。

掘り出し物を追いかけた結果、精神的余裕が無くなりこうした割高物件で落ち着いいてしまっては逆効果になってしまいますね。

 

 百点満点の物件探し

「マイホーム計画に失敗は許されない!」

その通りなのですが、思い詰めると必要以上に力んでしまいそうです。

候補に上がった土地情報も細部まで観察し一生懸命なのは大事な事ですが、過大に肩に力が入ったまま土地探しを進めていくと売地の些細な綻びも気になり判断を鈍らせる事があります

土地探しを開始するにあたってご家族内でも相談しながら「価格」「広さ」「場所」「道路付」「交通機関」「通学距離」「日当り」「近隣環境」と理想とする条件は多くの方が持つはずです。

しかしながらこの理想条件の全てにおいて百点満点を期待し評価の基準としてしまうと、土地探しはとても窮屈なものになってしまいます

そもそも100%理想の要件を満たした土地に出会う事など無いと言い切っても語弊は無いと思います。

例えるならば土地の評価は人の評価にも似ています。

「よく出来た人」「相性のいい人」「真面目な人」人の評価は様々ですが、どんなに秀でた人でもどこかに欠点もあるものですよね。

反対に全般に目立たないのにある面は周囲より光り輝く人もいるでしょう。

人も土地も全てにおいて個性が有り、全てにおいて完璧さを求めては誰も居なくなってしまいます。

折り合いをつけながらも長所を認め合える人物と良好な人間関係を形成していく知恵と土地探しは似ているのです。

欠点を見つけた時点で全てを却下するのでは無く、長所と短所をよく見極め相性抜群な土地を如何にして見抜けるかが土地探しのツボと言えるでしょう。

但し、闇雲に間口広げすぎてはいけない事は言うまでも有りませんので、その点は悪しからず。

 

⬜︎  失敗パターンに注意して進めよう!   

3つの失敗パターンを見てきましたが、この傾向に心当たりの方は案外多いのでは?

それぞれのパターンに共通するのは、出会う当ての無いものを待ち続け時間を無為に消化してしまい最後に焦りを招いてしまう事

そしてその焦りが失敗を誘発してしまうのです。

土地探しが停滞して疲れ切っている方はいませんか?

そんな時は視点を変えてみる事が停滞脱出の手掛かりにもなるのではないでしょうか。

仙台の住宅コンサルタント、パートナズライフプランニングはそんな皆さんの土地探しをサポートいたします。

土地の評価ポイントは勿論、住宅ローン始めとした予算案作成、土地取得後の間取り案の企画とトータルで皆さんのマイホーム計画をサポートする相談窓口です。

お気軽にご相談ください。

トップページはこちらから