生命保険の見直し相談前に知っておきたい選び方の基本

生命保険に加入していても内容がよく分からず、お子様の誕生や住宅購入の折に不安になり「見直しを」と相談先を探し始める方も多いのでは?

生命保険はライフプランニングの重要な一角を占める存在ですが選び方もよく分からず、仙台でも保険ショップをショッピングモール等でよく見かけ、そこで相談すればいいのか、ネットで調べればいいのかと悩まれている事でしょう。

保険料を毎月いくらにする位しか相談のテーマもよく分からないという心境ではないしょうか?

マイホーム計画はその先の住宅ローン返済が長期間ご一家の家計設計の要所を占めますので、住宅ローンの返済開始前にリスクについて備える事で安心して家づくりに臨みたいという気持ちは有りながらも、検討のポイントが解らずにいる方も多いはずです。

私のライフプランコンサルティングの中でも「リスクマネージメント」は重要なテーマの一つです。したがってこれへの対応策として生命保険の話題は当然ご相談の議題に上がるのですが、

今加入している生命保険はどんな保険かご存知ですか?」

と問い掛けますと

「死んだ時と入院した時かな?」

「いくら保険金がでるか・・?」「分かりません・・・」

多くがこんなやり取りから始まります。

家計の中で住宅購入の次に高額な買い物とも例えられる生命保険契約ですが、少なくとも対象が日常的なものでは無く(日常的なら大変です)寧ろ余り考えたくない「リスク」が対象。

となると保険契約後その証である保険証券は日々お目にかかる必要は無く「リスク」が起きる時までじっと備えている・・・。

つまり後々中身を検証する機会が中々登場しない事も「分からない」の要因としてあるでしょう。

それに加えて、そもそも生命保険そのものの基礎的な知識を持ち合わせている方は少数で、保険営業への相談最中なんとなく「理解したつもり」で終わってしまう方が多いのではないでしょうか。

基本的な部分が分からない状態であれやこれやと詰め込まれてもその時限りになってしまいそうです。

そこで今回は生命保険の選び方の入口で知っておきたいの生命保険知識の入門編のお話をしてみます。

⬜︎  そもそも保険は何の為?    

たまに「保険なんかいらないんじゃない」という方にお会いする事があり理由を尋ねると、

「自分は多分大丈夫だと思う」

「滅多に保険を使う事は起こらず、保険料が勿体無いから最低限で良い」

という様な主旨で考えをお話しされます。

反対に生命保険に入っている方、これから保険加入を検討している方も、何か目的があっての加入のはず。

それではどんな目的で皆さんは生命保険に加入しているでしょうか?

「何か入っておかないと心配だから」

「万が一の時や病気になった時安心だから」

この様な声が一番返ってきそうです。

今この記事をご覧頂いている皆さんはいかがですか?

生命保険に対する認識が全く逆方向な2つのご意見を例示しましたが、実はどちらも判断のポイントがちょっと違うかもしれないという点で共通しているのです。

その理由は「何の為に」という保険加入目的の捉え方にあります。

 

⬜︎   生命保険を備える目的     

まず生命保険を備える目的を先にお話ししましょう。

保険を掛けるという事は単なる安心料」としての役割を期待する訳では無く、当然負担に見合った効果を期待しての行動であるべきです。

ではその効果とは何か?

「リスクの発生によって生じた経済的損失を加入保険金の受取りで補う事」がその答えです。

そうしますと今度は「リスク」「経済的損失」とは何か?という事を整理する必要が出てきますね。

 

 

⬜︎   ライフプランのリスクとは?   

ここで取り上げるリスクとはライフプラン上で起こり得るリスクです。

それではライフプランのリスクとは何でしょう?

発生の可能性や程度が不確実な事柄のことを指します。

起こるか起こらないか、いつ起こるか、どんな事が起こるか判らない状態の事ですね。

とは言いながらも、全ての事柄のリスクの程度は全く予測不能では無く、過去のデータを読み取り次の様な要素でリスクを分析・分類する事ができます。

・万一の事が起きる確率、様々な病気ケガの可能性

・リスク発生時の被害程度の度合い

・リスク発生時期の可能性(年齢等)

データを分析する事で、本来突発的であるはず不測の出来事もある程度の可能性までは読み取れ、それに応じて備える事が出来る様になります。

それを基に心配するリスク対象の時期」「可能性」をデータに基づき効果的に備えれば合理的に安心を得る事ができます。

これが生命保険でどの様な保障を備えたら良いかの目的に該当するものだという事です。

つまり、起こりうる「リスクの可能性」が保険の対象だとすれば、先に例示した「滅多にその様な事は起こらないだろう」が保険不要の根拠であり、現実には客観的リスクが存在するのであれば、そのリスク発生時の備えは放置された状態という事ですので一考の余地があると言えます。

また、生命保険自体にリスクの発生それ自体をコントロールする機能はありませんので「心配だからとりあえず保険に入っておく」だけで対象を見定めずに備えても保険は「魔除け」では有りませんので、イザという時の安心は十分に得られないという事になります。

 

⬜︎   どのくらい必要か?      

まずは保障を得る対象とすべき「リスクの存在」を知る事が第一歩だとお解り頂けましたか?

次にリスクの存在を発見しても、それに対応する保障をどのくらい必要とするかを考えなければいけませんね。

分かりやすくいうと「イザという時におりる保険金はいくらにしましょうか」という事です。

必要以上に掛ければ事が起きれば有り難いでしょうが、何事もなければ余計な掛け金を負担する事になりますし、足りなければ本来用立てたい費用がまかなえません。

これの答えは先にお話しした通りリスク発生時の「経済的損失の額」と考えるのが妥当です。

生命保険で備えるべきはライフプランに存在するリスクが対象でした。

その事態が発生した時に被った経済的打撃を解消する事で保険が役割を果たせるのです。

つまり、備えるべき金額は用心すべき各リスクが発生した時にどのくらいお金を必要とするのか?を見積もった金額がその目安になるという事になります。

分かり易い一例が、住宅購入にあたり住宅ローンを借り入れた際、借主の生命に万が一の事があった場合の融資金の回収手段として銀行は「団体信用生命保険」を住宅ローン貸出しの条件とするのが通例です。

住宅ローン返済中の融資残金回収が目的で、その金額に合わせた保険金額で生命保険が掛けられるので住宅ローン残高が減るのに合わせ保険金額も同時に減っていきます。

これにより住宅ローン返済中に万が一の事が起きた場合も、残されたご家族はそれ以後の住宅ローン返済の負担からは解放されるので、その点に関しては安心してマイホーム計画を進める事が出来るのです。

 

⬜︎  相談するならば     

如何でしょうか。

ライフプランにおける生命保険の役割、整理出来てきましたか?

そもそもの目的が不明瞭なままで相談し、様々勧められても中々理解は定着し難いものです。

ここを明らかにした上で具体的な検討に入りたいですね。

その上で、「リスク」や「経済的損失」の想定について具体的な説明を伴っているかを観察しながらの相談を心掛ければ的確に保険選択の判断が出来るのではないでしょうか。

せっかく保険見直しをするなら、意味の無い見直しでは後悔してしまいます。

ライフプランを充実させる役割を担わせたいですね。

また、仙台近郊の皆様はパートナーズライフプランニングにご相談してみませんか。

パートナーズライフプランニングは「家計設計」「マイホーム購入」サポートの専門家

  • 1級ファイナンシャルプランニング技能士
  • トータルライフコンサルタント(生命保険協会認定FP)
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である私、栗山が生命保険始め、将来への資産形成は勿論、住宅ローンを含む住宅資金も含めた包括的なライフプランニングづくりもお手伝いいたします。

初回ご相談は無料です。是非お試しください

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この記事の監修<br>パートナーズライフプランニング<br>代表 栗山 琢磨

この記事の監修
パートナーズライフプランニング
代表 栗山 琢磨

仙台で生まれ育ち、大手ハウスメーカー・外資系生命保険会社勤務を通じて得た住宅・不動産・ライフプランの豊富な実務経験と専門資格のスキルをベースに2011年起業。

住宅コンサルタント・家計設計コンサルタントとして相談対応域は住宅ローン・土地探し・間取りづくり・ハウスメーカー選びといった住宅購入相談から学資や老後の資金準備・生命保険相談と皆様のライフプラン全域をカバー。

各テーマの仕組み・課題を解り易く解説。

仙台を中心に貴家の頼れるコンサルタントとしてお手伝いいたします。

・1級ファイナンシャルプランニング技能士
・トータルライフコンサルタント(生命保険協会認定FP)
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この記事の監修<br>パートナーズライフプランニング<br>代表 栗山 琢磨

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代表 栗山 琢磨

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