ファイナンシャルプラン(FP)の話題を前回に続きいたします。今回は生命保険に関しての情報です。
ライフプランにおいて生命保険の検討は耳馴染みなようで難しいテーマの一つではないでしょうか。
特に住宅購入を志している方においては人生の大イベントを前に万全を期してとの想いから、より真剣に取り組むまねばとお考えの方も多い事でしょう。
一方でおそらく生命保険は多くの方が既に何らかの形で備えてはいても、具体的にその保障内容や仕組みの理解に関しては自信の無い方が多いのも特徴です。
毎月の保険料からすれば、その総額たるや結構なご負担になっているにもかかわらずです。
なぜでしょうか?
私、栗山もライフプランコンサルティングを通じ多くの方の生命保険ご相談を承ります。
そのコンサルの中で、ご自身のお掛けになっている生命保険の保障内容と仕組みをよく把握なさっているという場面はむしろ稀です。
◇万が一のときいくら保険金がおりるか? わからない!
◇入院したときもおりるんじゃなかったっけ? でもどのくらい?
◇何歳まで払うかって? えーと・・・
◇よく解らなかったけど勧められたから良いものなのかなって・・・
◇でも毎月払う保険料は覚えてます!!
ご覧いただいている皆さんはいかがでしょう?
おそらく原因は、その検討のテーマ自体が理解し難いものであるのではないでしょうか。
生命保険の検討対象となる主なテーマはリスクへの備えです。また、それは危機が起こってから策を講じるのではなく予め備えておくもの、つまり検討段階ではその危機は存在せず想像の範疇です。
想像の中の存在で姿の見えない「リスク」という対象へ、これまたけして日常的とは言えない生命保険という金融商品で対策を打っていく。
更に掛けた後もその保険は「危機」が起きる時までしっかりと保管されたまま。記憶も薄らぎます。
この点が、貴重な家計支出を負いながらもその中身・役割を充分に把握されずに備えられている要因と言えるのではないでしょうか。
となりますと、実際の保険契約の検討場面においてはその検討知識の不足故に、売り手である保険屋さんの保険設計提案に必要情報を委ねる事となってしまいます。
以前、住宅購入計画の記事で「売る為の作業プロセス」と「購入に必要な検討プロセス」は似て非なるものという趣旨のお話をいたしましたが、これは何も住宅購入に限らず生命保険契約においてもいえる事。
「これで安心ですね」という漠然とした言葉だけでは無く「そもそも何が安心ではなかったのか」「その保険でどの様に安心になったのか」「何故その保険がふさわしいのか」を理解できる提案を得ることが重要ではないでしょうか。
また、生命保険商品は医療保険・ガン保険・年金保険、他にも外貨建て保険等、数多くの種類がございます。
これらがどの様な機能でどの様な役割を果たせるものなのか、検討段階でしっかりと理解し見極められる環境を作り上げたいものです。
パートナーズライフプランニングの「マイホーム購入サポート」「家計設計サポート」両コンサルティングコースには生命保険相談の内容も盛り込んでおります。
対処すべきリスクの存在をわかりやすく解説し、それに対応する的確な生命保険商品とその仕組を丁寧に解説しながらご提案いたします。
住宅購入計画の有無を問わず貴家の的確なリスクマネージメント策構築をお手伝いいたします。
また、仙台市近郊以遠の皆様への出張相談も承っております。
お気軽にご相談ください。